50代で目の下のたるみができる原因とは?クマとの違いやおすすめの美容施術も紹介

目元のクマ・しわ・たるみ
公開日:2025年04月25日(金)
最終更新日:2025年05月08日(木)
鏡を見ている女性

50歳を過ぎてから目の下のたるみがどうしても気になる、と悩んだ経験はありませんか?目の下のたるみは疲れた印象を与えやすく、年齢を重ねるごとに目立っていきます。しかし、適切な施術を行えば改善の道も開けます。

本記事では、目の下のたるみの原因や、クマとの違いについて詳しく解説します。目の周りの筋肉の衰えや脂肪の突出、さらには皮膚のたるみが、どのように目の下のたるみを引き起こすかが分かれば、あなたの目元の状態を理解する手がかりになるでしょう。

あわせてたるみの改善に役立つ美容施術も紹介します。これを機に、若々しい目元を取り戻すための一歩を踏み出してみませんか?

50代の目の下のたるみの原因とは?

目の下のたるみの原因

50代の方に目の下のたるみができる原因として、目の周りの筋肉の衰えや脂肪の突出、加齢による皮膚のたるみという3つが主に挙げられます。

ここでは目の下のたるみを引き起こす3つの原因と仕組みを具体的に解説します。

目の周りの筋肉の衰え

50代の方が悩む目の下のたるみの主な原因に、まず目の周りに存在する筋肉の衰えが挙げられます。

目の周りの筋肉は、本来私たちの眼球をしっかりと支え、目の位置を安定させる役割を持っています。しかし、年齢を重ねると目の周りの筋肉が衰えていきます。

筋肉の衰えにより眼球の位置がわずかに下がると、眼窩脂肪(がんかしぼう)が前方へ押し出されて目の下のたるみとして見えるのです。

目の下の脂肪のたるみ

眼球を支える役割を持つ眼窩脂肪(がんかしぼう)のたるみも、50代の目の下のたるみの原因の1つです。

眼窩脂肪とは眼球の内側にあり、クッションのような役割をしている脂肪を指します。加齢とともに目の周りの筋肉が弱まると、眼窩脂肪が前方に押し出され、結果として眼窩脂肪が目の下に膨らみとして生じるのです。

年齢を重ねるごとに目の下のたるみは大きくなります。その一方で、頬は脂肪が衰えて下がります。すると目の下のたるみと下がった頬の間に窪みが生じ、目の下のたるみを際立ててしまうので、より一層老けた印象を感じやすくなります。

加齢による皮膚のたるみ

50代以降に現れる目の下のたるみには、加齢による皮膚そのもののたるみも原因となります。

加齢とともに皮膚は自然に弾力を失い、特に目の下の部分にたるみをもたらします。皮膚は表皮、真皮、皮下組織から成り立ち、真皮には肌の弾力を保つコラーゲンやエラスチンが含まれています。しかし、年齢を重ねるとコラーゲンやエラスチンの分泌が減少し、皮膚は弾力性を失い、たるみやすくなります。さらに目の周りは皮膚が薄く、加齢によるダメージを受けやすい部分です。

紫外線による皮膚への影響も無視できません。目の下に紫外線による長年のダメージが積み重なると、皮膚の弾力がさらに失われてたるみにつながります。

目の下のたるみとクマとの違い!クマの種類を解説

鏡を見ている女性

目の下にあるものがクマなのか、たるみなのか混同した経験はありませんか?

クマは、できた原因や見た目によって4つの種類に分類されます。ここでは、目の下のたるみとクマの違いについて触れ、クマの種類と特徴を紹介します。

クマを解消しようと思い、マッサージや表情筋のトレーニングを実践する方がいますが、実は注意が必要です。顔のマッサージはクマを軽減するどころか、逆に肌のたるみや色素沈着を招いてしまう場合があります。

表情筋を鍛えるのも実は難しく、筋肉を過度に動かすとシワができるリスクがあるため、控えるようにしましょう。

黒クマ

目の下の黒いクマ

黒クマは目の下に影ができて生じるクマです。上を向いたときにクマが消えた場合は、黒クマの可能性があります

年齢を重ねると皮膚がたるんだり、眼の周りの筋肉が衰えて眼窩脂肪が前方に押し出されたりすると、目の下に膨らみができます。この目の下の膨らみの状態がたるみです。

目の下のたるみによる肌の凹凸によって、影が強調されて見えるのが黒クマです。

赤クマ

目の下の赤いクマ

赤クマは、目の下の皮膚の薄さや眼窩脂肪による圧迫によって、目の周りの筋肉が透けて見える状態です。

下まぶたが赤っぽく見える場合は赤クマが疑われます。赤クマは、眼窩脂肪が膨らみ、内側から圧迫されることで筋肉が透けて見える事例もあるため、黒クマと混在する場合も多いです

青クマ

目の下の青いクマ

青クマは、主に毛細血管のうっ滞によって起こるクマです。血流の悪化により、目の下が青紫色または青緑色に見えます。皮膚を引っ張ってもクマの位置が変わらない場合、青クマの可能性があります。

生活習慣の改善や、冷えを防ぎつつ温めて目の下の血流を改善することが、青クマに対する有効な対処法です。

茶クマ

目の下の茶色いクマ

茶クマは、紫外線や摩擦などによって目の下に色素沈着が生じるクマです。目の下の色素沈着を引き起こす原因は1種類でなく、肝斑も含まれます。

茶クマは、皮膚を引っ張るとクマの位置が移動するのが特徴です。皮膚への刺激で色素が沈着し、角質が肥厚している場合があります。

50代になってから目の下のたるみが生じやすい人の特徴

50代女性

50代をすぎてから目の下のたるみが気になる、といった方には実はいくつかの特徴があります。

先天的なものとして、眼窩脂肪の量が多い方や頬骨の位置が低めの方は、目の下のたるみやくぼみが目立ちやすい傾向にあります。

後天的なものでは、紫外線を浴びやすい環境で生活をしていた方や、不規則な生活習慣を送っていた方も目の下のたるみが生じやすいといえるでしょう。

ここでは目の下のたるみが生じやすい方の特徴を詳しく解説していきます。

もともと眼窩脂肪の量が多い

目の下のたるみや膨らみは、眼窩脂肪の量が影響します。

眼窩脂肪は先天的なものなので、生まれつき眼窩脂肪の量が多い方・少ない方が存在します。眼窩脂肪の量が生まれつき多い方は、目の下の脂肪が突出して膨らみやすい傾向があるため、結果として目の下にたるみが生じやすくなります。

頬骨の位置が低め

頬骨(頬の内側の骨)の位置も目の下のたるみの見え方に影響を与えます。

人それぞれ顔の骨格は異なり、頬骨の位置が高いところにある方と低いところにある方がいます。頬骨の位置が高いところにある方は、頬肉が垂れにくいので目の下のたるみやくぼみが目立ちにくく、若々しい目元を維持しやすいです。

一方で頬骨の位置が低いところにある方は、重力の影響を受けて頬の肉が下がりやすくなります。すると、目の下のくぼみとたるみが目立ちやすく、目元に一層疲れた印象や老けた印象を与えやすくなります。

紫外線を浴びやすい環境で生活をしていた

50代になって目の下のたるみが気になる方の中には、紫外線を浴びやすい環境で過ごしてきた方もいらっしゃるかもしれません。

例えば、長年テニスやスキー、キャンプなどアウトドアで行う趣味がある方や、お仕事の関係で日中外で過ごす時間が長い方などは、紫外線により皮膚の弾力が影響を受けやすい傾向があります。

個人差があるので必ずしも全員に当てはまるわけではありませんが、紫外線を浴びやすいライフスタイルによって目の下のたるみが生じやすくなる可能性も考えられます。

不規則な生活習慣を送っていた

日常的に偏った食生活を送っていたり、ストレスを感じる日々が続いていたり、睡眠不足な毎日を過ごしていたりする生活習慣も、目の下のたるみに影響を及ぼします。

食生活では、特に糖分が原因で生じる「糖化」に注目したいです。

糖化は糖分とたんぱく質が結びつくと代謝を妨げ、肌の弾力を失わせてたるみを引き起こすので注意が必要です。

また、ストレスや運動不足、睡眠不足などの不規則な生活習慣も目の下のたるみの原因を引き起こします。

ストレスや運動不足が続いた生活を送ると、自律神経やホルモンバランスが崩れて代謝機能が低下します。

また、日々の睡眠不足も成長ホルモンの分泌を妨げるため、コラーゲンやヒアルロン酸の生成に影響を与え、ハリや弾力を低下させる原因となります。

50代の方が目の下のたるみを改善するためにおすすめの美容施術を紹介!

目の下のたるみを改善するためにおすすめの美容施術

目の下のたるみを改善するためにはどのような美容施術があるのでしょうか?

ここでは、50代の方へおすすめしたい目の下のたるみへアプローチする施術を紹介します。

もし目の下のたるみを改善したいと感じたら、マッサージよりも専門的な美容施術を受けるのをおすすめします。

目の周りの皮膚は非常にデリケートです。マッサージは、かえって目の下のたるみや色素沈着を悪化させる原因につながるので危険です。美容施術なら効果的にたるみを改善しつつ、自然で理想的な仕上がりが期待できます。

目の下の切らないクマ・たるみ取り(経結膜脱脂法)

症例写真01
施術目の下の切らないクマ・たるみ取り(経結膜脱脂法)
費用89,000円〜298,000円
副作用/リスク腫れ:1~2週間程度 内出血:稀に内出血が生じ、下まぶたが赤紫色になる場合がある。

写真は50代女性の患者様です。

施術前の写真では下まぶたに脂肪の膨らみとシワが確認できます。

経結膜脱脂法を行い眼窩脂肪を除去し、目の下がフラットになり涙袋も綺麗に出ています

経結膜脱脂法は、目の下のたるみやクマを改善するための美容施術です。

皮膚表面には外科的な切開を加えず、下まぶたの裏側から行います

目元の印象を軽やかにするため、膨らんで見える原因の眼窩脂肪を取り除きます。

眼窩脂肪を除去する方法として、下まぶたをめくって脂肪の位置を確認し、まぶたの裏側を約1cm切開して行います。

施術の時間は約10分と非常に短く、まぶたの裏側の粘膜による自然治癒力を活かしているため、縫合を必要としません。

手術後に大きな傷跡を残さないという特徴があります。

経結膜脱脂法は、目の下に膨らみがある方におすすめの施術です。

施術の詳細については、下記のページをご覧ください。

目の下の脂肪注入

症例写真02
施術目の下(脂肪注入) /目の下の切らないクマ・たるみ取り
費用【目の下(脂肪注入)】237,000円~549,400円
【目の下の切らないクマ・たるみ取り】89,000円〜298,000円
副作用/リスク【目の下(脂肪注入)】薬剤アレルギー、感染、腫れ、熱感、内出血、むくみ、ケロイド、腫瘤形成(脂肪壊死)、石灰化、皮膚のでこぼこ感など
【目の下の切らないクマ・たるみ取り】腫れ:1~2週間程度 内出血:稀に内出血が生じ、下まぶたが赤紫色になる場合がある。

写真は60代女性の患者様です。

施術前は、目の下に脂肪の膨らみとくぼみがありました。

経結膜脱脂法で目の下の脂肪を除去し、くぼみ部分へ脂肪を注入しました。

平らで滑らかな目元に仕上がり、若々しい印象となりました。

脂肪注入は、ご自身の内ももより採取した脂肪から不純物を取り除き、純度を高めて目元に注入する方法です。

当院では、コンデンスリッチファットやマイクロナノファット技術を用いた手法を取り入れています。

従来の脂肪注入技術と比べて定着率が高く、しこりになりにくく馴染みやすいという特徴があります。

脂肪注入の主なメリットは、アレルギーの心配が少ない点です。ご自身の脂肪を使用するため、異物反応が起こる可能性も低いです。

目の下にくぼみがある方や、年齢を重ねて頬の脂肪が下がっている方は、経結膜脱脂法と脂肪注入の併用が一般的です。経結膜脱脂法で眼窩脂肪の膨らみを切除し、脂肪注入で目の下のくぼみを改善するため、目の下の凸凹を整えて自然で美しい目元にします。

詳しくは、目の下の脂肪注入のページをご覧ください。

下眼瞼除皺術

下眼瞼除皺術

下眼瞼除皺術(かがんけんじょすうじゅつ)は、下まぶたを切開したるみの原因となる余分な皮膚と脂肪を取り除きます

手術時に下まぶたのふちに沿って目頭から目じりにかけて切開します。

余分な皮膚を取り除くだけでなく、縫合時には皮膚を伸ばして行うため、内側から脂肪の突出を防ぎながら、目元に自然なハリを取り戻します。

縫合は下まぶたのふちに沿うように行われるため、施術後の傷跡は目立ちにくく、自然な仕上がりが期待できます

下眼瞼除皺術施術は、下まぶたの皮膚がたるみ、伸びてしまった方に特におすすめです。

ヒアルロン酸注射

症例写真03
施術目の下の切らないクマ・たるみ取り/目の下(ヒアルロン酸)
費用【目の下の切らないクマ・たるみ取り】89,000円〜298,000円
【目の下(ヒアルロン酸)】19,800円〜
副作用/リスク【目の下の切らないクマ・たるみ取り】腫れ:1~2週間程度 内出血:稀に内出血が生じ、下まぶたが赤紫色になる場合がある。
【目の下(ヒアルロン酸)】薬剤アレルギー、腫れ・内出血、感染、血液の循環不全、穿通によるヒアルロン酸の漏出など

写真は40代女性の患者様です。

目の下にクマがあるため、経結膜脱脂法で余分な眼窩脂肪を除去し、くぼみ部分へヒアルロン酸を注入しました。老けた印象を一掃し、ハリのある若々しい目元となりました。

ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分であり、目の下に注入してくぼみを滑らかにします。注入されたヒアルロン酸は、約1ヶ月の期間を経て肌に馴染んでいきます。しかし、体の代謝によって時間とともに吸収されるため、効果は限定的です。持続期間は、長くて1年半程度ですが、個人の体質や生活習慣によって異なります。

他の美容施術と比較して費用がリーズナブルであるため、定期的に施術を受けたい方でもコスト面での負担が軽いのが特徴です。

50代で目の下のたるみに悩む方に当院が選ばれる理由

説明をする医師

年齢を重ねてから感じる目の下のたるみへのアプローチは、クリニック選びをおろそかにすると、眼窩脂肪の取り残しやくぼみの目立ちなど理想の仕上がりとは異なる結果を招いてしまう可能性があります。

当院は、二重整形やクマ取りなど目元の整形を得意とするクリニックです。

50代以降の目の下のたるみの施術について、目元の施術を得意とする医師が知識や経験値、技術力を持って丁寧なカウンセリングのもと対応します。

理想の仕上がりを実現するために、患者様1人ひとりの悩みに寄り添い適切な施術を選択し、肌や美容の知識豊富な医師による施術が行われます。

ここでは当院が50代で目の下のたるみに悩む患者様から選ばれる理由を詳しく紹介します。

それぞれの悩みに寄り添った丁寧なカウンセリング

当院では目の下のたるみでお困りの方に、心を込めたカウンセリングを行っています。

施術後のイメージが理想していたものと差がでないよう、患者様一人ひとりの声にじっくりと耳を傾けて状態を把握することを心がけています。

目の下のたるみはご年齢や状態に応じて個々に異なります。当院では患者様それぞれのお気持ちやご希望、ご予算やライフスタイルを受け止め、オーダーメイドの施術をご提供しています。

個々の肌の状態から適切な美容施術をご提案

目の下のたるみにアプローチできる施術内容は複数あります。

しかし、患者様のご希望に沿って目の下のお悩みを改善するためには、患者様の現在のお肌状態にあわせて、適切な施術内容をご提案することが重要です。

当院では一人ひとりの肌状態を詳しく診断し、患者様にあった治療方針を決定しますので、仕上がりに満足していただけるような施術を受けられます。

肌や美容に関する知識が豊富な医師による施術

当院は年間5,000件以上の目元整形を手掛け、医師は豊富な実績と技術研鑽を積み重ねております。

患者様が思い描く理想の目元を実現するために、これまで培った豊富な経験と専門的な知識を活かし、施術に取り組んでいます

当院は目元に関する施術を得意とするクリニックなので、目の下のたるみをはじめとする肌や美容の領域で豊富な知識と経験を持つ医師が施術を担当します。

施術は、短いダウンタイムと美しい仕上がりを追求しているところも魅力です。

施術後も安心して過ごせるようアフターケアや注意事項についても、きめ細やかにご案内します。

50代で目の下のたるみに悩む方は当院へご相談を

医師たち

目の下のたるみは、50代の方が抱える多くの美容の悩みの一つです。

目の周りの筋肉や脂肪の老化、皮膚の弾力の低下が原因として挙げられ、改善するには美容施術のアプローチが求められます。

目元の整形を得意とする当院では、患者様一人ひとりの肌状態に適した施術をご提供し、患者様が理想とする目元を叶えるお手伝いをいたします

信頼できる医師による豊富な施術の実績とアフターケアの体制は、50代で目の下のたるみが気になる多くの患者様にご満足いただける内容です。

自分自身の目元に若々しさを取り戻したいとお考えの方は、まずは当院にお気軽にご相談ください。加齢とともに気になる目の下のたるみに関して経験豊富な医師とスタッフがあなたの悩みに寄り添いご提案いたします。

この記事の監修ドクター

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石橋 成彦医師 
(NARU Beauty Clinic院長)

専門分野:二重整形 / 目元のシワ・シミ・たるみ/ 二重形成 / クマ治療 / 若返り治療
専門分野:二重整形 / 目元のシワ・シミ・たるみ/ 二重形成 / クマ治療 / 若返り治療
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形成外科で研鑽後、大手美容外科に入職。二重整形を中心に、年間5000人以上の患者様を担当。同グループにおいて二重整形専門の指導医に就任し、全国のドクターの指導を行う。その後、「地元の千葉で丁寧でハイクオリティな施術をリーズナブルな価格で提供したい」という思いからNARU Beauty Clinicを開院。
略歴
  • 東京医科大学医学部 卒業
  • 東京都保健医療公社大久保病院 外科・麻酔科
  • 都立広尾病院 形成外科
  • 大手美容外科に入職
  • 水戸院の院長を歴任後、千葉院開設にあたり院長として立ち上げに従事
  • 同美容外科にて技術指導医を歴任
  • NARU Beauty Clinic 開業
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