蒙古襞をなくすための美容施術を解説!蒙古襞が与える印象やなくすメリットも紹介

二重・目元整形
目頭切開
公開日:2025年04月24日(木)
最終更新日:2025年04月30日(水)
鏡を見ている女性

「蒙古壁が目頭に覆いかぶさっていて目が小さく見えてしまう」

「蒙古壁の張りによる離れ目を改善したい」

とお悩みではないでしょうか。

蒙古壁があると、目頭に覆いかぶさって目が離れて見えたり、小さく見えたりする場合があります。中には蒙古壁をなくして、パッチリとした目元を手に入れたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。

本記事では、蒙古壁をなくすと得られるメリットや、美容整形で改善する方法を解説しています。後半では当院で行っている術式の解説や、目頭切開の症例写真も紹介しておりますので、蒙古壁をなくしたいと考えている方は、ぜひ最後までチェックしてください。

蒙古襞とは?その役割と特徴

蒙古襞とは

蒙古壁(もうこひだ)とは、上まぶたが目頭と重なって覆いかぶさっている状態を指します。

蒙古壁がある方の多くは、涙が作られる涙丘と涙を溜める涙湖が、部分的あるいは全体的に隠れている状態です。

蒙古壁の大きさや、覆いかぶさっている範囲には個人差があり、個々によって形状が異なります。蒙古壁の高さによっては、二重幅と重なっていることで、末広二重になっている方も多いです。

蒙古壁の有無については、遺伝的要因や環境による目の発達が関係しており、日本人含むアジア系のおよそ8割の方は、蒙古壁があると言われています。蒙古壁の役割や与える印象については下記で詳しく解説していきますので、ご参考ください。

  • 蒙古襞の役割
  • 蒙古襞が張っている人から受ける印象

それぞれ順番に解説していきます。

蒙古襞の役割

蒙古壁は医学用語で「内眼角贅皮(ないがんかくぜいひ)」とも呼ばれており、目を保護するために発達していった部位であると考えられています。

発達の理由については諸説ありますが、「寒冷地に適応するため」「紫外線や砂漠から目を保護するため」と言われています。

黄色人種であるモンゴロイドと呼ばれていた民族が、寒冷地や砂漠地などの居住地に適応するために蒙古壁が発達したと考えられていて、今でも残っているのは遺伝的要因が大きいようです。

とはいえ、現代において蒙古壁は昔のような機能を発揮するケースはありませんので、蒙古壁を切除してもとくに日常生活に問題はありません。

蒙古襞が張っている人から受ける印象

蒙古壁が張っていたり、覆いかぶさったりしている範囲によっては、丸みを帯びた目頭になり、幼く可愛らしい印象になります。童顔に見える特徴もあるため、歳をとっても若々しいイメージがキープできます。

とはいえ、蒙古壁があると涙丘が見えなくなるので、目が小さく見えて離れ目のような印象を与えてしまう可能性もあるでしょう。

注意点として、目が与える印象は、顔のトータルバランスや配置によって異なってくるため、一概に蒙古壁があるからといって目が小さくなるというわけではありません。

蒙古壁があっても顔とのバランスが整っていて美しく見える場合もありますし、蒙古壁がなくても他パーツとのバランスによっては幼く可愛らしい印象を与える場合があります。

蒙古襞をなくすメリット4選

蒙古襞をなくすメリット4選

蒙古壁をなくして得られるメリットは、大きく分けて4つのメリットがあります。

  • 目が大きく見える
  • 離れ目を解消できる
  • 鼻筋をすっきり見せられる
  • 平行二重を作りやすくなる

順番に、詳しく解説していきます。

目が大きく見える

蒙古壁をなくすと涙丘の範囲が広がり、目の横幅も広がったように感じるため、目が大きく見えるメリットもあります。

蒙古壁は目が小さく見える原因にもなっているので、蒙古襞をなくすとパッチリとした目に近づけるでしょう。

もし蒙古壁をなくすかどうか迷っている場合は、蒙古壁を引っ張るように鼻の根元あたりを優しくつまんでみると、施術後のイメージがしやすくなります。

実際に美容施術を受けたときと少し異なるかもしれませんが、蒙古壁に隠れていた涙丘が露出すると、少なからず印象は変わるはずです。

中には、蒙古壁に埋もれていた二重のラインが、目頭からしっかり見えることでパッチリとした目元になったと感じる方もいるでしょうか。

つまんだときに理想の目に近づけているのであれば、蒙古壁をなくす美容整形も検討してみてもいいかもしれません。

多くのクリニックでは、美容施術の前にシミュレーションを行うため、より仕上がりに近いイメージを教えてくれます。「仕上がりイメージのイメージを確認したい」という場合、カウンセリングで相談してみましょう。

離れ目を解消できる

蒙古壁をなくして目の横幅も広がると、離れ目が解消できる効果が見込めます。

これまで涙丘が隠れていたことでやや外側寄りに見えていた目元も、蒙古襞がなくなっただけで顔のバランスが整ったように見える場合があります。

美容施術で蒙古壁をなくしたいと考えている場合、切除する範囲や切開位置を調整できるため、離れ目を解消できるだけではなく、左右のバランスを整えられるのもポイントです。

鼻筋をすっきり見せられる

のっぺりとして見えていた鼻筋も、蒙古壁をなくすと目の立体感が出て鼻筋もすっきりと通ったように見せられます

ぽってりと重たく見えていた目頭の輪郭がはっきり出るため、隣接している鼻にも良い影響を与えてくれるのです。

蒙古壁をなくすと、目頭が横に広がったように見え、目と鼻筋と立体感が引き立つため、顔全体が華やかな印象に近づくところも魅力です。

平行二重を作りやすくなる

蒙古壁をなくしたことによる相乗効果として、二重整形をしたときに平行二重を作りやすくなる点も、メリットと言えます。

通常、平行二重は目頭から少し離れており、一定の幅で目尻まで二重ラインができています。目のラインに合わせて二重があると、平行二重は末広型よりも全体的にパッチリとして見える特徴があり、「ハーフ顔のような平行二重になりたい」と希望する方が増えているのです。

一方で、蒙古壁の張りが強い方は、目頭のラインがやや下方気味になり、末広二重になってしまうケースが多いです。

目を閉じた状態で、二重のラインよりも低い位置に蒙古壁が覆いかぶさってしまっているために生じます。

二重のラインが蒙古壁よりも高い位置にあり、比較的範囲が狭ければ、二重整形で平行二重にできます。しかし、多くの方は蒙古壁の範囲も広く、二重ラインに覆いかぶさっている状態にあるため、二重幅を調整しにくい状態です。

上記のような理由から、蒙古壁で二重の幅が制限される場合もあるため、将来的に綺麗な平行二重にしたいと考えている場合は、蒙古壁をなくす手術も一つの手段となります。

蒙古襞をなくすことで日常生活へ影響はある?

電話をしている女性

基本的に蒙古壁をなくすことで、日常生活に大きな影響はありません。

しかし、蒙古襞の役割でも解説したように、本来はほこりなどの異物から目を保護するバリア機能があります。

切開する範囲によっては、目が乾燥するようになったり、侵入してきた異物によって目がゴロゴロしたような不快感を覚えたりする可能性があります

もともとドライアイを持つ方は、蒙古壁をなくすとさらに悪化する可能性もあるため、切開する範囲を医師と相談しておきましょう。

また、美容施術で蒙古壁をなくした場合、施術にともなうダウンタイムが生じます。

ダウンタイム症状や期間は個人差があるため、一概には言えませんが、切開をともない抜糸が必要となるケースであれば、1週間前後は傷口が目立つ場合もあります。

お仕事や学校がある場合、傷跡を目立たせないように工夫が必要となり、状況によってはお休みが必要となるケースもあるでしょう。

大きなダウンタイム症状が落ち着いてくる施術後1週間ほどは、スケジュール調整ができるようにしておくといいかもしれません。

蒙古襞を自力でなくすことは不可能

手でバツを作っている医師

「蒙古壁をなくすマッサージ方法」という情報を見かけることもありますが、医学的な根拠はなく、蒙古襞を自力でなくすのは不可能です。

目元は皮膚が薄く、摩擦で色素沈着を引き起こす可能性もあるため、将来的なことを考えてマッサージは控えるようにしてください。

また、蒙古壁を自分で切ってみるなどといった行為は、炎症や感染の可能性があるほか、眼球を傷付けるリスクがあるので決して行わないようにしてください。

蒙古壁を根本的に解決したい場合は、目の整形について豊富な知見を持つ医師に相談し、自分にあった美容整形を提案してもらいましょう。

蒙古襞をなくすためにおすすめの施術!目頭切開とは

花と女性

蒙古壁をなくす美容整形は、「目頭切開」が代表的です。

目頭切開は、切開範囲や縫合方法を工夫することで、ただ蒙古壁をなくすだけではなく、理想的な目の形状に近づける効果が見込めます。

目頭切開は、クリニックによって術式や料金設定なども異なります。クリニック選びに迷ったときは「自分が理想とする形状の症例を公開している」、もしくは「目の整形について豊富な実績や経験がある」クリニックを選びましょう。

参考までに、当院における目頭切開の詳細を、下記で詳しく解説していきます。

  • 目頭切開の施術内容
  • 目頭切開の症例写真

順番に解説していきます。

「目頭切開を受けるとしたどの術式がおすすめなの?」「実際にどのような変化があるの?」といった疑問点も解決できますので、ぜひチェックしてみてください。

目頭切開の施術内容

当院で行う目頭切開の術式には、皮膚を切除せずに移動させる「Z法」と「リドレープ法」があります。

それぞれ切開範囲や術後の仕上がりが異なるため、どちらが適しているかは患者様の状態やオーダーする目の形状によります。

また、中には切開・切除を行う「W法」を採用しているクリニックもありますが、当院では傷跡が目立ってしまう懸念点から、W法の提供はしておりません。

患者様の負担を抑えるために、より負担の少ない「Z法」と「リドレープ法」を採用しております。

Z法

Z法は、蒙古壁をZ字に切開したのち、二つの皮弁を入れ替えて縫合する術式です。リドレープ法と比較すると、変化が大きく出やすい傾向があるため「蒙古壁をしっかりなくしたい方」におすすめの方法です。

切開範囲を調節しやすいため、蒙古襞を少し残して目の形状を整えることも可能となります。キリっとした目元や、しっかりアーモンド型にしたい方はZ法が向いているでしょう。

Z法は、皮膚を切除しないため、赤みや傷跡を抑えられ、ダウンタイムが短い傾向にあります。万が一、施術後に「施術前に戻したい」と希望する場合、ある程度は元の状態に戻せる場合があるのもメリットの1つです。

また、Z法は縫合の形状を調整しやすいため、二重整形(とくに平行二重)との相性が良いとされています。将来的に平行二重になりたい方、二重整形との複合施術を希望する場合にも選択されます

リドレープ法

リドレープ法は、目の渕にそって皮膚を切開し、余分な皮膚を下部へ移動させて蒙古壁をなくす術式です。切開範囲が狭いため、「ナチュラルな変化を求めている方」「傷跡を目立たせたくない方」におすすめの方法です。

美容大国である韓国ではメジャーな術式であることから、「韓国流目頭切開」とも呼ばれています。

目の下にあるラインに合わせて切開を行うため、傷跡が目立ちにくく、術後に整形したことがバレにくいのがメリットと言えるでしょう。

注意点として、患者様の状態によっては目頭に丸みが残ってしまう場合もあるため、きりっとしたアーモンド型の目を理想とする方には、リドレープ法は向きません。

やや幼さを残したい場合や、優しい雰囲気の目元にしたい方にはぴったりの術式です。

目頭切開sp
目頭切開
目頭切開の効果や施術の流れが気になる方は多いでしょう。この記事では、目頭切開の効果や施術の流れに加え、ダウンタイムなども詳しく解説します。
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目頭切開の症例写真

症例写真01
施術内容目頭切開・二重埋没法
施術料金目頭切開:148,000円~298,000円二重埋没法:88,000円~298,000円
副作用・リスク腫れ・内出血・傷跡が残る可能性がある・目ヤニが出る場合があります。

こちらの症例は、「つり目を改善したい」と当院へ来院された患者様です。目頭の丸みによって目尻のつりあがりが強調されてしまっていたものの、アーモンド型に近づいたことで緩和されているのが確認できます。

二重埋没法との複合施術を行うと、目頭からしっかり平行二重になっているのもポイントです。もともと綺麗な目をお持ちの方でしたが、術後はさらに華やかになり、バランスが整いました。

今回ご紹介した症例写真のように、美容施術で目の形状を少し整えてあげると、顔全体の印象も大きく変化します。

当院の目頭切開の特徴3選

診察室

蒙古壁をなくすために目頭切開が有効なのは理解したけれど、同じ施術を行っているクリニックが複数ある場合、「どのクリニックを選べばいいかわからない」とお悩みの方も多いでしょう。

美容施術において、患者様が求める形状を生み出せる技術があるか、しっかり不安を取り除きお悩みに寄り添ったヒアリングができるか、などの点は重要なポイントです。

当院では、患者様の不安を取り除くためにさまざまな工夫を凝らし、より満足度の高い仕上がりに近づけるよう、日々尽力しております。

二重整形を専門としているからこそ実現できる特徴がありますので、下記で詳しくご紹介していきます。

  • 最小限の切除範囲でダウンタイムを抑える
  • 丁寧なカウンセリングで個々の希望をヒアリング
  • 高い技術力や豊富な経験がある医師の施術

それぞれ順番にご紹介いたします。

最小限の切開範囲でダウンタイムを抑える

美容施術を受ける際は、「できるだけ傷跡を残したくない」「ダウンタイムを長引かせたくない」と考えている方も多いでしょう。

当院の目頭切開は、患者様の負担を考え、ダウンタイムを最小限に抑える工夫をしております。

本当に不要な部分のみを切開し、傷口に余計な負荷を与えないように内部処理をしっかりしてから、丁寧に縫合しています。

二重整形を専門とし、目について豊富な知識を持つ当院だからこそ、最小の傷跡を実現し、ダウンタイムを抑えることが可能です。

丁寧なカウンセリングで個々の希望をヒアリング

美容整形を受ける前は、「理想の形になるのだろうか」「ダウンタイムが心配」といった不安をお持ちの方も多いです。

当院では、患者様が美容医療の力で綺麗に、そして幸せに“成る”というコンセプトのもと、患者様の将来を考えながら理想に近づけるよう尽力します。

カウンセリングでは、患者様のお悩みをしっかりお伺いしたうえで、最適な施術を提案しております。メリットやリスク・副作用についても丁寧にご説明し、ご納得のいただけるまでシミュレーションを重ねてから施術に入るので、不明点があればお気軽にご相談ください。

患者様とのオーダーに相違がないように、徹底的なシミュレーションを重ねて、理想のデザインに近づけていきます。

高い技術力や豊富な経験がある医師の施術

目は繊細な作りとなっているため、美容施術を行う際には高度な技術を必要とするため、医師の実績や経験が求められる部位です。

NARU Beauty Clinicでは、数々の大手クリニックで経験を積み、多くの症例をこなしてきた、経験豊富な医師が在籍しているのも強みです。

美容に対して妥協しないのはもちろん、進化し続ける美容医療についての情報収集も欠かさず行っております。豊富な知見を持つ医師だからこそ可能な、満足度の高い施術をご提供します。

蒙古襞をなくしたい方は当院へご相談を

目は顔の第一印象を左右するとも言われており、大切なパーツの1つです。

蒙古壁があり「目が小さく感じる」「ぱっちりとした目になりたい」とお悩みの方は、一度当院へご相談にいらしてください。

常に患者様ファーストで施術を行い、傷口への負担を抑えて美しい仕上がりにしていくほか、ダウンタイムが抑えられる工夫をしております。

また、当院は年間5,000件以上の目元整形における実績があり、さまざまな症例に対応してきました。

豊富な経験を持つ医師が、お悩みに対し真摯に寄り添い、患者様の状態に合わせて最適な施術を提案いたします。

カウンセリングの際は、「理想的な目の形状」「現在とくに気になっているお悩み」などを詳しくヒアリングしていきます。

オーダーに相違がないように、徹底的にシミュレーションを重ね、患者様にご納得いただけるデザインを作り上げていくので、どんな些細なお悩みでもお気軽にご相談ください。

目元の整形に特化した当院が、高品質な施術を提供いたします。

この記事の監修ドクター

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石橋 成彦医師 
(NARU Beauty Clinic院長)

専門分野:二重整形 / 目元のシワ・シミ・たるみ/ 二重形成 / クマ治療 / 若返り治療
専門分野:二重整形 / 目元のシワ・シミ・たるみ/ 二重形成 / クマ治療 / 若返り治療
> 監修医師紹介ページはこちら
形成外科で研鑽後、大手美容外科に入職。二重整形を中心に、年間5000人以上の患者様を担当。同グループにおいて二重整形専門の指導医に就任し、全国のドクターの指導を行う。その後、「地元の千葉で丁寧でハイクオリティな施術をリーズナブルな価格で提供したい」という思いからNARU Beauty Clinicを開院。
略歴
  • 東京医科大学医学部 卒業
  • 東京都保健医療公社大久保病院 外科・麻酔科
  • 都立広尾病院 形成外科
  • 大手美容外科に入職
  • 水戸院の院長を歴任後、千葉院開設にあたり院長として立ち上げに従事
  • 同美容外科にて技術指導医を歴任
  • NARU Beauty Clinic 開業
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