医師監修|目の下のクマを治す効果的な方法は?クマの種類別で解説

目元のクマ・しわ・たるみ
公開日:2024年01月10日(水)
最終更新日:2024年01月17日(水)
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「クマを治したいけれど、何が効果的なの」「クマによる疲れ顔や老け顔を何とか治したい」と悩んでいる方も多いでしょう。クマは、セルフケアもしくは美容医療で治すことができます。

ただ、クマには数種類のタイプがあり、それに合った方法でケアをしなければ、逆にクマが悪化してしまう恐れがあります。

この記事では、クマを効果的に治したい方向けに、クマの種類別に具体的な治し方やクマを治すための注意点について詳しく解説します。ぜひ、この記事を参考に、クマを治して明るい印象のお顔を手に入れてください。

目次

目の下のクマを治すにはどんな方法がある?

考え事をしている女性07

目の下のクマは、美容整形や内服薬・外用薬などで治せます。クマの種類によって原因が違うため、治す方法も変わってきます。ここでは、クマの種類別にどんな治し方があるのかを解説します。クマを治すには、ご自身のクマのタイプに合う対策を取ることが大切です。

青クマ・茶クマはセルフケアでも効果が期待できる

青クマや茶クマは、状態によってはセルフケアでも治せる可能性があります。青クマの場合は、血行不良が原因なので、血流を改善することでクマができにくい状態を作れます。

 

自宅で簡単にできるセルフケアとしては、ホットタオルで目元をじっくりと温めるのが有効的です。また、生活習慣の改善をし、血流をアップさせることで、青クマを治せる可能性もあります。

 

ただし、元々皮膚が薄く青クマができやすい方の場合は、目の下に自身の脂肪を注入することで、青クマの治療が行えます。

 

一方、茶クマの原因はメラニンによる色素沈着のため、内服薬や外用薬を使用するとよいでしょう。メラニン色素の排除や生成を抑える内服薬を飲むことで、体の内側から茶クマにアプローチすることが可能です。一方、外用薬は、外側から茶クマへのアプローチが可能です。

 

メラニンは、肌のターンオーバーによって排出されるため、ターンオーバーが行われることで、今ある茶クマは消えます。しかし、そこに新たなメラニンが生成されると、茶クマがお肌にずっと残っている状態になってしまいます。そのため、日頃から、メラニンを生成しないための対策を取り入れることが大切です。

 

ただ、セルフケアをする際は、皮膚に刺激を与えないように注意してください。目の下の皮膚はデリケートなため、皮膚にダメージが加わると、クマが悪化してしまう恐れがあります。

黒クマ・赤クマは美容整形が効果的

黒クマ・赤クマは、経結膜脱脂(けいけつまくだっしほう)や脂肪注入で治せます。黒クマの原因は、眼球を支える筋肉の衰えです。目の周りの脂肪が前方に押し出されることで、目の下にぽっこりと膨らみができ、その下に黒い影ができてしまいます。美容整形では、目の下のぽっこりとした膨らみを切除し、くぼみが残った場合には、くぼみを埋める施術を行うことでクマを治します。

 

一方、赤クマは、目の下の皮膚の薄さや眼窩脂肪の圧迫によって、目の下の筋肉が皮膚から透けてしまっている状態です。赤クマを治す場合も、経結膜脱脂と脂肪注入が効果的です。

 

クマが出来ている方の中には、黒クマと赤クマを同時に引き起こしている方もいます。眼窩脂肪が膨らむことにより、内側から筋肉が圧迫されて透けてしまっているケースが多いです。クマの種類を自分で判断するのが難しい場合もあるので、医師のもとで正しい診断を受け、クマに合う適切な施術を受けてください。

クマの種類別で見る効果的な治し方

目の下のクマの種類

クマの種類 原因
黒クマ 加齢により眼球を支える筋肉が衰え、目の下の脂肪が前方に押し出され、ぽっこりと膨らみの下が黒い影ができる
赤クマ ・目の下の皮膚の薄さで筋肉が透けてしまい、皮膚表面が赤く見える

・加齢により、眼窩脂肪が膨らんでくることによる内側からの圧迫によって筋肉が透けて、皮膚表面が赤く見える

青クマ 血行不良によって毛細血管が青紫または青緑がかった色に見える
茶クマ 皮膚の摩擦や紫外線によりメラニンが蓄積して色素沈着を引き起こし、茶色いくすみのように見える

クマといっても、大きく分けると黒クマ・赤クマ・青クマ・茶クマの4種類があります。クマによって原因が違うため、まずは自分がどのタイプに当てはまるかを知ることが重要です。

当院でクマ治療を行った症例写真

施術前施術後

施術内容 下まぶたの裏側から脂肪を取り出し、クマやたるみを改善
施術の詳細 まず、下まぶたをめくり脂肪の位置を確認します。次に、下まぶたを切開し、皮膚が凹まないように適切な量の脂肪を取り出します。粘膜は治癒力が高いため、切開部分の縫合はしない
施術料金 89,000円~298,000円
ダウンタイム 1週間~2週間
副作用・リスク 施術後は浮腫み、内出血、左右差等が出現する可能性がある

こちらは、当院で「切らないクマ取り手術」を受けた患者様の写真です。Beforeの写真では、目の下にクマができているのがわかります。手術後のAfterの写真では、クマがきれいになくなり、目元が若々しく明るい印象に変化しました。

 

当院のクマ治療は、10分~20分で終わるため、仕事や学校で忙しい方でも受けやすいのが魅力です。また、切らないクマ取り手術は、一般的なクマ取りと違い、縫合する必要がないため、術後にトラブルがなければ通院する必要がありません。施術2日目からは、メイクも可能です。

 

クマによって、「老けて見える」「疲れて見える」と悩んでいる人は、当院のクマ治療で、すっぴんでも若々しくて明るい印象のお顔を目指せます。

黒クマの原因と効果的な治し方

顔を触る女性05

黒クマの見た目は、目元の膨らみの下に黒い影のようなものがある状態です。クマの横に指をおいて皮膚を少し引っ張ると、膨らみが平になって影が消える場合は黒クマと判断できます。ここでは、黒クマの原因と効果的な治し方を詳しく解説します。黒クマは、セルフケアで治すことが困難なため、美容整形をおすすめします。

【美容整形】目の下の脂肪除去または注入が効果的

眼球を支える筋肉の衰えが原因の黒クマは、目の下の脂肪除去や脂肪注入が効果的です。

黒クマは、眼窩脂肪(がんかしぼう)が前に出てきて膨らみとなり、その下に黒い影ができている状態です。

 

黒クマを治す美容整形には、経結膜脱脂法(けいけつまくだっしほう)や脂肪注入、ヒアルロン酸注入があります。

 

経結膜脱脂法は、下まぶたの裏側の粘膜を小さく切開し、目の下の余分な脂肪を取り除く方法です。これにより、眼の筋肉の衰えによってできたぽっこりとした膨らみがなくなる結果、クマが治ります。

 

ただ、頬の脂肪が薄い場合は、膨らみを取ったあとにくぼみができてしまう可能性があります。このような場合は、経結膜脱脂法と、脂肪注入などでくぼんだ部分を埋めなければいけません。くぼみに脂肪注入をすることで、薄くなった皮膚に少し厚みができ、綺麗な目元に仕上がります。

黒クマの整形方法別で見るダウンタイムと平均相場

黒クマを治すには、大きく分けて5つの治療法があります。

以下は、施術方法とダウンタイムと料金相場をまとめたものです。

施術方法 ダウンタイム 平均相場
経結膜脱脂法 1~2週間程度 200,000円~300,000円
経結膜脱脂法+脂肪注入 2週間~1ヶ月程度 400,000~600,000円
表ハムラ法 2週間程度 400,000円~500,000円
裏ハムラ法 5~10日 400,000円~500,000円
ヒアルロン酸注入 ほぼなし 10,000円~50,000円

赤クマの原因と効果的な治し方

顔を触る女性04

赤クマは、下まぶたに赤い膨らみのある見た目です。皮膚から筋肉が透けている状態なので、指で皮膚を移動させたときに、クマの位置が変化しなければ赤クマと判断できます。ここでは、赤クマの原因と効果的な治し方を詳しく解説しましょう。赤クマは、美容整形でなければ治すのが難しいです。

【美容整形】赤クマは経結膜脱脂や脂肪注入がおすすめ

赤クマを治すには、経結膜脱脂(けいけつまくだっしほう)、脂肪注入がおすすめです。赤クマは、眼窩脂肪の圧迫や皮膚の薄さにより、目の下の筋肉が皮膚から透けてしまっている状態です。

 

赤クマは、黒クマと同様に経結膜脱脂で、目の下のぽっこりとした膨らみを取り除きます。また、膨らみをなくしたあとに、くぼみが残っている場合は、脂肪注入をして皮膚に少し厚みを加えます。薄くなった皮膚に脂肪を注入することで、皮膚に少し厚みが加わり、皮膚表面に筋肉が透けないようにすることが可能です。

クマが出来ている方の中には、黒クマと赤クマを両方引き起こしている方もいます。眼窩脂肪が膨らむことにより、内側から筋肉が圧迫されて透けてしまっているケースが多いです。クマの種類を自分では判断できない場合もあるため、専門の医師にしっかりと確認してもらうことで、クマを治すために大切なことです。

生まれつきや加齢による場合はセルフケアの改善は難しい

赤クマは、眼窩脂肪の圧迫や生まれつきや加齢による皮膚の薄さが原因のため、セルフケアで治すことは難しいです。

 

ただ、根本的な改善はできないものの、日常的に眼精疲労を溜め込まないようにしたり規則正しい生活を送ったりすることが有効です。美容医療の力を借りて、赤クマを根本的に治すのがおすすめです。

青クマの原因と効果的な治し方

顔にタオルをあててる女性

青クマの見た目は、手首の血管と同じような色で、青紫または青緑かかった色をしています。目の下の皮膚を引っ張った際に、クマの位置が変わらない場合は、青クマの可能性があります。青クマは、セルフケアまたは美容整形でクマを治せます。ここでは、青クマの原因と効果的な治し方を解説しましょう。

【セルフケア】ホットアイマスクで血行を良くする

青クマを治すには、ホットタオルなどで目元を温めて、血流を改善するのが効果的です。濡らしたタオルをレンジで軽く温め、そのタオルを目元に乗せるだけで簡単にクマのケアができます。また、ドラッグストアなどで販売している、目元を温めるアイテムを上手く活用するのもよいでしょう。

 

ただ、ホットタオルでのセルフケアは一時的なものなので、根本的に解消したい人は美容整形をするのがおすすめです。また、日頃の食生活や睡眠など規則正しい生活を送り、ストレスを溜め込まない生活を心掛けることで、青クマの予防につながります。

【美容整形】脂肪注入によって血管が透けないようにする

青クマは、血行不良で皮下の毛細血管が透けてしまっているため、脂肪注入によって改善することが可能です。脂肪注入をし、皮膚に少し厚みをつけることで、表面から見たときに血管が透けないようにすることができます。脂肪注入とは、ご自身の体から採取した脂肪を治療箇所に注入する施術です。

 

そのため、移植しても合併症を起こすことが少ないことも分かっています。セルフケアで改善が難しい人や青クマを早く治したい人は、脂肪注入を受けることで、明るい顔色を取り戻せるでしょう。

マッサージは皮膚のたるみにつながる可能性がある

目元の皮膚は、頬の3分の1程度の薄さであり、他の箇所よりもデリケートです。そのため、マッサージを行うことで摩擦により皮膚に刺激が加わってしまう結果、皮膚のたるみにつながる場合があります。

 

間違った方法でのセルフケアは、クマを改善するどころか、逆にクマを悪化させてしまう可能性があるため、正しいケアをすることが大切です。セルフケアの場合は、ホットタオルで目元をじっくりと温めるのがおすすめです。血流がよくなることで、クマの改善や予防効果が期待できます。

茶色クマの原因と効果的な治し方

顔にクリームを塗る女性

茶クマは、目の下に茶色いくすみがあるような見た目をしています。皮膚を引っ張るとそれに伴いクマの位置も移動する場合は、茶クマの可能性があります。ここでは、茶クマの原因と効果的な治し方を解説しましょう。茶クマは、美容整形もしくはセルフケアで治すことができます。

【セルフケア】ハイドロキノン配合の外用薬を服用する

茶クマのセルフケアケアには、ハイドロキノン配合の外用薬を服用するのが適しています。茶クマの原因は、紫外線や摩擦によって、メラニンが引き起こされることによる色素沈着です。ハイドロキノンには、メラニンの産生を抑える有効成分が含まれているため、日々のセルフケアに取り入れることで、茶クマを治す効果が期待できます。

 

手順は、夜の洗顔とスキンケアが終わったあと患部に塗るだけです。ただ、美白効果も高い分、刺激が強く副作用が出やすいため、必ず医師や薬剤師の指示に従って処方薬を使用してください。日々、適切なセルフケアを取り入れて予防することで、茶クマの改善が見込めます。

【美容整形】レーザー治療によって色素沈着を改善

メラニンによる色素沈着が原因の茶クマは、レーザー治療によって治すことができます。レーザー治療では、レーザーを照射した際に起こる熱エネルギーや電撃波によって、メラニン色素を破壊できます。

 

レーザー治療にはさまざまなものがありますが、ピコレーザーやQスイッチヤグレーザーなどが代表的です。

 

ただ、目の下の色素沈着は1種類だけでなく、肝斑などさまざまなものがあるため、レーザー治療を受けると、逆に悪化してしまうシミもあります。色素沈着の種類を自分で判断するのは困難なので、医師にしっかりと目元の状態を確認してもらい、症状に合った適切な治療を受けることが大切です。

メイクは摩擦によって色素沈着が悪化する可能性がある

目元の皮膚はデリケートなため、メイクの仕方によっては、色素沈着を悪化させてしまっている場合があります。

 

例えば、アイメイクをする際に、ブラシで肌に強い刺激を与えてしまうと、皮膚に強い摩擦が加わり、色素沈着を起こしてしまいます。色素沈着は、茶クマの原因となるので、お肌になるべく刺激を与えないようにしましょう。

 

また、1日の終わりにお肌に残っているメイクをしっかりと落とすことも重要です。メイクが毛穴に残ったままだと、肌のターンオーバーが上手く機能せず、メラニンの排出が滞って、クマができてしまいます。

クマを治すために注意すべきことは?

女性医師06

ここでは、クマを治すために注意するべきことを解説します。

以下の点を踏まえて、クマを効果的に治し、若々しく明るい目元を手に入れてください。

セルフケアは逆効果になってしまうことがある

クマの種類に合った適切なケアをしなければ、治るどころか逆に悪化させてしまう可能性があります。黒クマ・赤クマの場合は、美容医療を受けてクマを治しましょう。黒・赤クマの原因である目の下のぽっこりとした膨らみは、セルフケアでは治すのが難しいです。

 

一方、セルフケアで改善が見込める青クマ・茶クマも、正しい方法でケアできなければ、皮膚がたるみ、後悔してしまうことになります。セルフマッサージや指圧での目元をケアは、目の下のたるみにつながる可能性があるので、注意してください。

 

どの種類のクマも、確実に効果を出すには、美容整形がおすすめです。適切な治療を受ければ、クマが大きく改善し、明るい印象のきれいな目元を作れます。

美容整形で実績が少ないクリニックは失敗のリスクがある

クマ治療の実績が少ないクリニックでは、失敗のリスクが高くなってしまいます。目元の仕上がりは、医師の知識や実績によって変わります。実績が多いほどクマの最適な治療法を提案してくれたり、こちらの要望にも細かく対応してくれたりする可能性が高いです。

 

クリニックの実績は、公式ホームページに掲載されているこれまでの施術例や症例写真を確認するとよいでしょう。なお、クマ治療は、さまざまな治療法がありますが、一部の治療しか行っていないクリニックもあります。多くの施術メニューを取り扱っているクリニックを選ぶことで、自身の顔に最適な治療を受けられる可能性が高まります。

 

当院では、国内では少ない、「切らない取り手術」や「脂肪注入」「ヒアルロン酸」などさまざまな施術が可能です。専門的な知識と豊富な経験をもとに、患者様のクマにベストな施術をご提案します。

当院は千葉でクマ治療の実績が豊富なクリニック

カウンセリングを受けている女性09

ここまで、クマの種類別に具体的な治し方やクマを治すための注意点について解説しました。クマには黒・赤・青・茶色の4種類があり、原因が違うため、治し方もそれぞれ変わります。

そのため、ご自身のクマのタイプを正しく把握し、それに合った治療を受けなければ効果を実感できないどころか、逆にクマを悪化させてしまう可能性があります。

黒・赤クマは、美容整形で治すのがおすすめです。一方、青・茶クマは、セルフケアもしくは美容整形でクマを治すことが可能です。ただ、セルフケアは一時的なものです。根本的にクマを治したい方や早く効果を実感したい方は、美容整形を受けるとよいでしょう。

NARU Beauty Clinicでは、目元に特化した医師が患者様のクマの状態をしっかりと確認し、クマに効果的な施術を提案します。まずは、お気軽に無料カウンセリングでクマのお悩みをご相談ください。

この記事の監修ドクター

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石橋 成彦医師 
(NARU Beauty Clinic院長)

専門分野:二重整形 / 目元のシワ・シミ・たるみ/ 二重形成 / クマ治療 / 若返り治療
専門分野:二重整形 / 目元のシワ・シミ・たるみ/ 二重形成 / クマ治療 / 若返り治療
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形成外科で研鑽後、大手美容外科に入職。二重整形を中心に、年間5000人以上の患者様を担当。同グループにおいて二重整形専門の指導医に就任し、全国のドクターの指導を行う。その後、「地元の千葉で丁寧でハイクオリティな施術をリーズナブルな価格で提供したい」という思いからNARU Beauty Clinicを開院。
略歴
  • 東京医科大学医学部 卒業
  • 東京都保健医療公社大久保病院 外科・麻酔科
  • 都立広尾病院 形成外科
  • 大手美容外科に入職
  • 水戸院の院長を歴任後、千葉院開設にあたり院長として立ち上げに従事
  • 同美容外科にて技術指導医を歴任
  • NARU Beauty Clinic 開業
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