蒙古襞のコンプレックスをなくしたいけれど「どんな施術を受けたらいいか分からない」「自分に合う二重整形が知りたい」と悩んでいる方もいるでしょう。蒙古襞は目元の印象を大きく左右するパーツであるため、改善することで目元の雰囲気をガラッと変えることも可能です。
この記事では、蒙古襞がある状態からぱっちり二重にするための施術方法やタイプ別に合う二重整形について解説します。ぜひ、この記事を参考に蒙古襞のコンプレックスを解消し、憧れの目元を手に入れてください。
目次
蒙古襞とは、上まぶたから目頭にかけて皮膚が覆い被さっている状態の目元のことです。蒙古襞の有無や形状によって目元の印象を左右し、さらには顔全体の印象にも影響を及ぼします。
蒙古襞は、目頭の内側にある「涙丘」と呼ばれるピンク色の粘膜の露出度にも関わっているため、目頭の形状を決める部分でもあります。蒙古襞がある場合は、蒙古襞が涙丘を覆ってしまうため、丸みを帯びた目頭の形をしているのが特徴です。
また、蒙古襞があると、目頭側の二重ラインが隠れて見えなくなったり二重が作りづらくなったりするなど、二重にも影響を及ぼします。
蒙古襞は、アジア人に多く見られるのに対し、欧米人にほとんど見られないのが特徴です。寒さから目を守るために発達したという説がありますが、目元のコンプレックスの原因になってしまうことがあります。
例えば、蒙古襞によって目頭側が覆い隠されることで、目の横幅が狭くなり目が小さく見えることや離れ目に見える原因になる場合があります。また、目頭側の二重幅が隠れてつり目っぽい末広二重になったり理想の二重が作りづらかったりするデメリットにもなりかねません。
アジア人に末広二重が多いのは、蒙古襞が強いことが関係しているとも言われています。
蒙古襞の張り具合は人によって違うため、張りが強い人はパッと見ただけで分かりますが、張りが弱い人は一目で分からない場合もあります。
ここでは、蒙古襞によって相手に与える印象の違いを解説します。蒙古襞があるかどうかで、目元の印象だけでなくお顔全体の印象までも左右します。
自然界において、人が最も美しいと感じるバランスの比率を黄金比と呼びます。
黄金比は、世界的に有名な絵画や建築物にも用いられており、美しさの指標とされています。
この黄金比は、人の目の配置にも関係してきます。
目の横幅:目と目の距離:目の横幅=1:1:1が黄金比とされております。
目の配置が黄金比に近いほど、美人顔と言われています。
蒙古襞がある場合、二重まぶたの人でも目が小さく見えて、相手にきつい印象を与えてしまいます。目が小さく見える理由は、蒙古襞によって目頭部分の皮膚が覆われてしまう分、目の面積が少なくなるからです。また、目頭側の二重ラインが隠れてしまうことで、鋭い目つきという印象を与えてしまいます。
小さな目は、相手に表情が伝わりにくく不愛想に見えたり、そのつもりがなくても睨んで見えたりしてしまうデメリットがあります。また、蒙古襞に加えて瞼に脂肪が重なっている人は、脂肪でさらに目が重たく見えてしまい、小さな目をコンプレックスに感じる原因になることがあります。
目の大きさは蒙古襞の状態も影響しているため、蒙古襞がなくなることでぱっちりとした大きな目元が期待できます。蒙古襞を切開することで、今まで隠れていた涙丘が見えるようになり、その分だけ目の横幅が広くなるためです。結果として、大人っぽい印象や目力が強い印象、洗練された印象が作れます。華やかな目元に憧れがある人は、蒙古襞を切開することで理想の目元が作れるでしょう。
ここでは、蒙古襞のタイプ別でおすすめの二重整形をご紹介します。
蒙古襞のタイプによってそれぞれ作りやすい二重が変わるので、詳しく解説します。
平行型二重は、まつ毛の生え際に対して目頭から目尻までの二重ラインが平行に離れた状態で続いている二重のことで、西洋人に多いのが特徴です。平行型二重が作りやすいタイプは、蒙古襞の張りがなくて90%以上涙丘が見えているタイプです。
蒙古襞の張りがない場合は、二重幅を広くしなくても平行二重を作りやすいです。また、蒙古襞のつっぱりによって糸が取れてしまう心配もないので埋没法の持続力も見込めます。
平行型二重が似合う人の特徴は、蒙古襞が張っていなくて瞼の皮膚が薄く、やや彫りの深い顔立ちの人です。蒙古襞の張り具合は、平行型二重を作る上での可否を左右する大きなポイントであることを把握しておきましょう。
狭い平行型二重は、蒙古襞で少し涙丘が隠れているタイプの人に向いています。このタイプは、日本人に多いのが特徴です。施術方法に関しては、人それぞれの目の状態によっても変わりますが、基本的には埋没法や目頭切開で作ることが可能でしょう。
MIX型二重は、平行型二重と末広型二重の間のタイプであり、さりげなく二重をアピールできるのが魅力です。瞼の皮膚が薄くやや彫りの深い顔立ちの人であれば、顔に奥行が出て自然で満足のいく仕上がりになりやすいです。
末広型二重は、目頭側の二重ラインが蒙古襞の中に入り込んでいることと、目尻にかけて二重ラインが広がっているのが特徴です。末広型二重がおすすめのタイプは、蒙古襞で涙丘がほとんど見えていない状態の人です。
末広型二重は蒙古襞があるアジア人特有の形で、二重まぶたの日本人の約8割がこのタイプだと言われています。そのため、彫りが少ない日本人の顔に似合う形とされていています。一般的に、末広型二重は埋没法の施術を受けることで作れる場合が多いです。
綺麗な平行二重にしたい人は、蒙古襞をなくすのがおすすめです。蒙古襞の有無は、綺麗な二重ラインを作れるかどうかを左右する大きなポイントです。蒙古襞を残したままでも平行二重を作ることが可能な場合もありますが、蒙古襞のつっぱりの上に糸によって食い込みを入れなくてはならないので、糸が取れやすくなったり、仕上がりが不自然になるリスクが大きくなります。
また、蒙古襞が二重ラインを邪魔してしまい、施術後に思ったような効果が得られず後悔する原因にもなりかねません。
大人っぽく見られたいと考えている人も、蒙古襞をなくすことで目元の雰囲気をガラッと変えられるでしょう。丸くてかわいらしい目元になりがちな蒙古襞をなくすことで、目の横幅が広がり、切れ長の大人っぽい雰囲気の目元を作る効果が期待できます。
目安として35mm以上の離れ目の人も、蒙古襞をなくすことでバランスが取れた目元が作れるでしょう。蒙古襞があると目頭側が皮膚で覆われてしまう分、離れ目に見えます。そのため、蒙古襞をなくし鼻側に目の幅を広げることで、目と目の距離を近づけられます。顔全体のバランスに悩みを抱えている人や立体的な顔を作りたいと考えている人も、蒙古襞をなくすと改善されるでしょう。
蒙古襞がある場合でも、必ず理想の二重の形が選べないわけではありません。目頭切開によって蒙古襞をなくすことで、ぱっちりとした平行型二重にできる場合もあります。
また、蒙古襞を調整することで、目頭側の二重ラインを広げたり離れ目を改善したりする効果が期待できるのも魅力です。結果的に、お顔全体のバランスを黄金比に近づけられるでしょう。
大人っぽい雰囲気にしたい人も、蒙古襞をなくすことで理想の見た目が期待できます。
蒙古襞で涙丘が完全に隠れてしまっている場合は、目頭切開と二重切開を受けることでぱっちりとした二重にすることができます。蒙古襞が張っている場合、二重整形のみだと末広型二重しか作れない可能性がありますが、目頭切開も受けることで自然な平行型二重にすることが可能です。
目頭切開と二重整形の同時施術は、蒙古襞の張りで重く見える目をすっきりさせ、ぱっちりとした二重を手に入れたい人におすすめです。
目頭切開は、目頭にある蒙古襞を数ミリ切開して目を大きくみせる施術です。蒙古襞を切開することで、蒙古襞によって隠されていた白目を綺麗に露出させ、目の横幅を広げられます。これにより、目を大きくしたり離れ目のバランスを整えたり、きつい印象の目元を改善したりする効果が期待できます。
目頭切開は、目が大きくなることで顔全体の印象も変わるため、人によっては小顔効果や鼻筋が高く見える効果も見込めます。
W法は、目頭の皮膚をWの形に切除して縫合することによって蒙古ひだを切除する方法です。
皮膚を切除するため元に戻しづらいため、注意が必要です。
三日月法は、目頭側の皮膚を三日月状に切除して蒙古襞を広げる方法です。
傷跡が目立ちやすいため、現在はあまり行われていない方法でもあります。
Z法は、目頭部分をZ型に切開し、上下の皮弁を入れ替えることによって切れ込んだ目頭を形成する方法です。
蒙古ひだを切除する量を調節しやすいため、自分に見合った目元にすることが可能です。
また、皮弁を移動させる位置によって平行型の二重を作りやすくなる、元に戻しやすいといった特長があります。
リドレープ法は、目頭のラインに沿って切開するので傷跡が目立たないというメリットがある方法です。
控え目な目頭切開をしたい人におすすめです。
また、末広型の二重になりやすいという特長もあります。
Z法やリドレープ法は皮膚を切り取らず、移動させる方法です。
そのため、傷跡が目立たなくなり、さらに元に戻すことも可能になります。
一方、W法や三日月法は皮膚を切り取る方法になります。
そのため、傷跡が目立ちやすくなり、万が一、蒙古襞を戻したい場合でも皮膚を切除してしまっているため対応が難しくなります。
当院では、Z法とリドレープ法の2つの方法を採用しています。
詳しくは目頭切開ページをご覧ください。
詳しくは二重整形ページをご覧ください。
料金相場 | |
目頭切開 | 200,000~350,000円 |
二重埋没法 | 30,000~150,000円 |
二重切開法 | 200,000~450,000円 |
それぞれの施術の料金相場は上記を参考にしてください。術式によって費用に大幅な差があります。また、クリニックによっても料金が変わるため、事前にホームページで調べたり分からないことはクリニックに相談したりしておきましょう。
施術名 | 目頭切開+二重埋没法 |
施術料金 | ・目頭切開:148000円~
・二重埋没法:88,000〜298,000円 |
副作用・リスク | 腫れ・内出血・傷跡が残る可能性があります |
もともとは蒙古襞の影響で少し目が小さい印象でしたが、目頭切開と二重埋没法を受けて、幅広平行型二重とアーモンド型の大人っぽい目元になりました。目頭切開で目の横幅を広げる施術と二重埋没法で二重ラインを作る施術を組み合わせることで、バランスのとれた目元に仕上がりました。NARU Beauty Clinicでは、仕上がりに対する徹底的なこだわりを持って施術を行っているため、二重整形でお悩みの際は無料カウンセリングをご活用ください。
目頭切開のダウンタイムは1週間程度です。
術後の症状には腫れや痛み、まれに内出血を起こす場合があります。腫れは手術翌日をピークに発生し、1週間程度かけて少しずつ落ち着きます。
また、術後の痛みは少ないですが、2〜3日まぶたに重たい痛みがある場合もあります。
ただし、痛み止めで抑えられる程度の痛みになりますので、ご安心ください。
術後1週間は縫合糸が付きます。
切開は数ミリなのでそこまで目立ちませんが、透明の糸で縫合することで更に目立たなくできます。
目頭切開の傷跡は丁寧な縫合と術後の処置が重要です。
当院の目頭切開は術後1週間の抜糸の時点では少し赤みが残りますが、1ヶ月の時点では、ほとんど分からないくらいまで綺麗になります。
そして、術後3ヶ月経つと傷は分からなくなります。
二重埋没法のダウンタイムは、3日~1週間程度です。こちらも目頭切開と同様に、腫れや痛み、内出血などの症状が出る場合があります。施術直後に腫れや痛みを感じ、1日目までがピーク期間で、3日目にかけて少しずつ腫れが治まっていきます。1週間経つと、内出血や目がゴロゴロしたような違和感が落ち着いてきます。二重が完全にできあがるまでには1ヶ月程度かかります。
目頭切開と二重埋没法は、ダウンタイムの期間に大幅な差がなく相性が良い治療のため、同時に施術を受ける人も多いです。また、それぞれ別のときに施術を受けるのではなく、同時に受けることでダウンタイムの時間を短くできるメリットもあります。
ここでは、蒙古襞の整形で注意するべき3つのポイントを解説します。手術の注意点をあらかじめ把握し、失敗を避けて理想の目元を手に入れましょう。
蒙古襞の整形で一番注意すべきことは、顔のバランスを崩さない仕上がりを目指すことです。術後の大きな変化を求めるがゆえに、目頭を切りすぎて失敗することも考えられます。切りすぎることで、寄り目になり不自然な仕上がりになってしまいます。
目の横幅のバランスを考えるときは、自分の顔立ちに合うかをシュミレーションして決めることが大切です。蒙古襞の切開範囲などは人それぞれ違うため、カウンセリングで医師とよく相談をして、自分のベストバランスを見つけるのがポイントです。
目頭切開はわずか数ミリの施術ですが、まぶたに傷跡ができてしまいます。傷跡は手術方法にもよりますが、体質によっては白い線のような傷跡やミミズ腫れやへこみ、ケロイドのように赤く盛り上がる可能性があります。
傷跡は術後3ヶ月程度で治まってくる場合が多いですが、傷跡が隠しにくいということを把握しておきましょう。傷跡の程度に不安を感じる人は、事前に医師に相談すると安心です。
目頭切開は、メスを使って瞼を切る施術のため、腫れや内出血が1〜2週間程続く場合があります。腫れや内出血が治まるまでの1週間程度は、入浴や運動、飲酒を控えるようにすることが重要です。
ダウンタイム期間の過ごし方によっては、症状が悪化したり長引いたりしてしまうことがあるため、医師の指示に従って過ごすことが大切です。術後の予定を把握してうえで施術に臨みましょう。
ここまで、蒙古襞がある状態からぱっちり二重にするための施術方法やタイプ別に合う二重整形について解説をしました。
蒙古襞がある状態からぱっちり二重にするための施術方法には、目頭切開や二重埋没法、二重切開法があります。蒙古襞の形状や大きさは人それぞれ違うため、自分に合った施術を受けることで、蒙古襞のコンプレックスを解消して理想の二重が望めます。
NARU Beauty Clinicは、二重整形に特化しているため、目元に関するお悩みをハイクオリティな技術で丁寧に対応してくれます。蒙古襞がコンプレックスで悩みを抱えている人は、ぜひ一度カウンセリングを受けてみてください。