初対面の人にきつい印象を与えてしまいがちなつり目をコンプレックスに感じている人も多いのではないでしょうか。目は相手に与える印象が大きいため、第一印象にも影響します。
この記事ではつり目を治すための整形やおすすめの人、理想の目元にするためのポイントなどを解説します。つり目のコンプレックスを解消し、優しくてかわいらしい目元を手に入れましょう。
目次
つり目を整形で治すためには数種類の施術があり、人それぞれの顔のパーツに合った施術を受けることで悩みが解消しやすくなります。施術方法には目尻切開、たれ目形成(グラマラスライン形成)、二重整形、目頭切開などがあります。
一般的には、たれ目形成(グラマラスライン形成)でつり目を改善できることが多いです。しかし、目頭に皮膚が覆いかぶさっている「蒙古襞(もうこひだ)」がある場合は、目頭切開が向いていることもあります。また、目尻切開や目頭切開を行わずに二重整形のみで目の印象を変えられる場合もあります。
目尻切開や目頭切開を受ける場合は、二重整形も合わせて行うことでより優しい印象の目元を作りやすいのがメリットです。医師とのカウンセリングでじっくりと相談し、自分の目の形に合った施術を受けて理想の目元を手に入れましょう。
つり目を整形で改善するメリットは、目元の印象を変化させることでコンプレックスを解消するとともに相手に良いイメージを持ってもらいやすくなることです。顔の中でも目のパーツは、他人に与える印象が大きいため、つり目を改善することでとがった印象から優しい印象に変えられるのが魅力的です。
目元の印象はメイクなどでも変えられますが、遺伝や生活環境などの要因で作られている目の形を理想に近づけるのには限界があります。そのため、美容整形の力を借りて根本的につり目を解消することが、理想の目元を手に入れるための近道となるでしょう。
ここでは、つり目とたれ目のそれぞれが相手に与える印象について解説します。
つり目の良い印象は「大人っぽくてクール」であるのに対し、悪い印象には「怒っているように見える」「きつくて怖い」という意見があります。
つり目はたれ目と比べて目元の動きが出にくいため、相手に表情が伝わりにくいです。そのため、相手に冷静さや落ち着いたイメージを与え、大人っぽくてクールに見られがちです。
しかし、相手によっては大人っぽくてクールというイメージよりも近寄りがたいイメージを持つことがあります。また、第一印象では自分の性格と違うイメージを相手に与えてしまうことも考えられます。
たれ目の良い印象は「幼くて優しそう」「コミュニケーションが取りやすい」であるのに対し、悪い印象には「頼りなさそう」という意見があります。たれ目はつり目と比べて目尻が下がっていることから、笑ってなくても微笑んでいるように見えるからです。
そのため、優しそうで自然と話しやすいイメージを持ってもらいやすいです。しかし、目があまり開いていないときはどこか抜けた印象になり、頼りなさそうな性格に見られてしまうことがあります。
ここでは、つり目を整形で治すためのポイントについて解説します。
ポイントを抑えて、理想の目元を手に入れましょう。
たれ目形成(グラマラスライン形成)は下まぶたの黒目より外側の部分を広げることによってたれ目っぽい印象にする施術です。また、たれ目形成と目尻切開を同時に行うと、更に瞳の外側の白目部分が広がるので目を大きく見せたり優しく見せたりする効果があります。
そのため、つり目によって相手にキツそうな印象を与えていないか心配な人におすすめです。
目頭に皮膚が覆いかぶさっている人は、目頭切開に二重整形を組み合わせることでさらにぱっちりした目元を作るのに効果的です。
手順としては、まず目頭切開で目頭の皮膚が覆いかぶさっている部分を切除します。覆いかぶさっている部分を切除すると、目の横幅が広がるだけでなく平行型の二重が作りやすい状態になります。そして、この状態で二重整形をすることで、さらにぱっちりとした目元を目指せるでしょう。
ぱっちりとした目元は顔の印象が明るくなり、相手に良いイメージを与えます。顔の印象は目の開き具合によって大きく変わるので、相手に与える印象を良くしたいと考えている人につり目整形がおすすめです。
理想の目元を手に入れるためには、カウンセリングで医師にまぶたの状態をしっかりと確認してもらい、自分に合う最適な施術を受けることが重要です。
二重整形でつり目を改善する際には気をつけるポイントがあります。それは、二重の幅を広げることを目的にするのではなく、黒目の大きさに注目しながらバランスのとれた自然な二重幅を目指すことです。二重幅を広げることが必ずしも黒目を大きく見せる訳ではありません。
また、日本人の黒目の大きさは人によってほとんど差がなく、見た目の違いは目の大きさやまぶたを開ける筋力によって変わります。そのため、目全体の比率を考えずに二重幅を広くすることだけを考えてしまうと、不自然な二重になってしまいます。そして、黒目の割合が少なく見えることで、逆に目が小さく見えてしまうことも把握しておきましょう。
整形をしたことが周りにバレる可能性を下げるためにも、黒目の大きさを意識して自然な二重を目指すことがポイントです。
施術内容 | ・二重埋没法
・目頭切開 |
施術料金 | ・二重埋没法:88,000円〜298,000円
・目頭切開: 148,000円~298,000円 |
副作用・リスク | 二重が取れたり薄くなる、二重の左右差ができる、痛みや腫れの合併症が起こる。 |
一般的には、つり目を改善したい場合はたれ目形成(グラマラスライン形成)を行うケースが多いです。しかし、目頭の皮膚が覆いかぶさっている状態のつり目の人は、目頭切開と二重整形の同時施術で改善できることもあります。
たれ目形成は下まぶたの目尻の吊り上がった部分を下に下げて、たれ目っぽい印象にして、つり目を優しい雰囲気に変えられる効果が期待できます。また、たれ目形成と目尻切開を合わせて行うことで目尻側の目の横幅を更に大きく見せることができます。
一方、目頭切開と二重切開によるつり目の改善方法は、目頭切開で蒙古ひだを切除してから目頭側の二重幅を広げて二重を作ります。蒙古ひだを切除してから二重を作ることで、単体の施術を受けるときよりもさらに目が大きく見えてつり目が解消しやすいメリットがあります。そのため、目頭切開と二重整形を同時に受ける組み合わせも人気です。
たれ目形成の料金相場 | 両目:約300,000円~約500,000円 |
目尻切開の料金相場 | 両目:約250,000円~約300,000円 |
目頭切開の料金相場 | 両目:約250,000円~約300,000円 |
二重整形の料金相場 | 両目:埋没法 約30,000円~約150,000円
切開法 約200,000円~約450,000円 |
上記はつり目を整形で治すためにかかる料金相場です。目の形はひとりひとり違うため、つり目の原因に応じて受ける施術を選ぶことが効果を実感するために大切なことです。受けたい施術の料金相場と予算を照らし合わせてじっくりと検討してください。
たれ目整形をした後にはダウンタイムが発生します。ここでは、一般的なダウンタイム期間と主な症状、ダウンタイムを短くするための過ごし方について解説します。
たれ目形成(グラマラスライン形成) 埋没法のダウンタイム期間は3、4日です。一方、たれ目形成(グラマラスライン形成)切開法のダウンタイム期間は2週間程度です。その他、目尻切開や目頭切開、二重整形の施術を受けた場合は1週間程度かかります。症状としては腫れや痛み、まれに内出血してしまう場合があります。ダウンタイムを短くするための過ごし方には、激しい運動や入浴を控えて安静にすることが重要になります。
また、処方された薬を忘れずに服用すること、患部を冷やすことなどがあります。患部を冷やす際は、患部に直接保冷剤をあてずに清潔なガーゼやタオルに包んで冷やすようにしましょう。
術後1週間程度は就寝時に頭を心臓より高くして寝ることで、顔がむくみにくくなり腫れを抑えられることが見込まれます。枕で頭の位置を高くするのがおすすめの方法です。万が一、鎮痛剤を服用しても痛みが収まらなかったり1週間以上痛みが続いている場合は、速やかに医師に相談しましょう。
ここからは、たれ目整形でよくある失敗談を紹介します。つり目を治したいと考えている人は理想の目元を実現するために、下記の失敗談をよく理解してから施術を受けましょう。
たれ目形成で下まぶたを下げすぎてしまうと、ドライアイや結膜炎になってしまう可能性があるので注意しましょう。通常、目の表面は涙で覆われているので、空気中の細菌やごみなどが目に入らないような仕組みになっています。
しかし、目尻を切開しすぎると目が大きく開いた状態になり、眼球の露出範囲が増えてまぶたが閉じづらくなります。その結果、目が乾燥してドライアイや結膜炎を引き起こすことを把握しておきましょう。
もしも、ドライアイになった場合に放置してしまうと、角膜や結膜に傷が付き目が見えにくくなる可能性もあります。
また、結膜炎になった場合は他人に感染することもあるため、目尻切開の修正が必要になります。リスクを下げるためには、目尻切開の幅を調整することが重要です。
目尻切開でつり目整形をする際には、切開範囲を広くしすぎないようにしましょう。目尻切開は、目尻を切開することでナチュラルで大きな目元が作れるのが魅力ですが、やりすぎると不自然な仕上がりになってしまいます。
切開範囲が広いと、目のきわのまつ毛が生えているピンク色のライン(グレーライン)にも違和感が出ます。切開した部分にはまつ毛が生えないため、まつ毛が生えていない部分の割合が増えて不自然になってしまうからです。
また、切開部分の縫合が不十分だと、傷が癒着し、拘縮によって丸い目尻となって術前より目尻が短縮してしまいます。
施術をしてから後悔することがないように、切開範囲についても医師とよく相談して決めましょう。
目尻切開単体の施術では思うような効果が感じられない場合があります。目尻は上まぶたの皮膚やまつ毛が被さっている事が多く、目尻の際がよく見えない人がいます。よく見えないところを切開するので、大きな変化は感じられなくなります。
また、目尻は正面から見ると斜めになっているので、横から見ると目尻が拡大していても、正面からは分かりづらくなります。目尻切開の効果をより感じやすくするためには、上まぶたの皮膚を引き上げる二重整形や眉下切開などの施術や、たれ目形成を一緒に行うのが効果的です。
施術で効果が得られるまぶたかどうかを自分で判断するのが難しい場合は、医師に相談してみることが大切です。
ここまで、つり目を治すために必要な整形の種類や、理想の目元にするためのポイントなどについて解説しました。
つり目は遺伝や生活環境による要素が挙げられるため、根本的に改善するためにはつり目整形が有効な手段です。つり目をたれ目にするにはたれ目形成(グラマラスライン形成)、目尻切開、目頭切開、二重整形などの種類があります。目の形は人それぞれなため、自分に合った施術を受けることがつり目改善への近道です。
ただし、目尻切開や目頭切開なしで二重整形のみでつり目が改善するケースもあります。
つり目でお悩みの際は、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。