「二重埋没法を予定しているけど失敗したらどうしよう」と不安に感じている人は少なくありません。
二重埋没法の不安を減らすためにも、施術の方法や失敗した際の対処法について理解しておくのは重要です。
この記事では、埋没法が失敗する原因や失敗例、対処法について解説をします。
これから埋没法での二重埋没法を行う人や二重整形を検討している人は、ぜひこの記事を参考に、二重埋没法での施術に臨んでください。
目次
ここでは、埋没法の施術方法と向いている人について解説をします。
埋没法は、まぶたの中に糸を縫い付けて二重を作ります。
まぶたを切らないのに加え、施術後も抜糸を行わないため、腫れが続く期間が短く済みやすいのも特徴です。
施術に使用する糸は、体内で異物と認識されにくい安全面に配慮された医療用の糸を用いますが、糸は異物であることは変わらないため、わずかな反応が起こる可能性があります。
また、糸の色は黒や青色がほとんどです。非常にまれですが、透明な糸を使用するクリニックもあります。
しかし、透明な糸は、再施術で抜糸を行う際、糸が見えずに抜糸できないなどのトラブルが起こる可能性があります。
そのため、ほとんどのクリニックでは、万が一、透けてしまっても血管の色と同化せず目立つように青色の糸を使用します。
施術にかかる時間は、一般的に10分程度といわれています。
切開を伴わないため、腫れている期間は3〜10日程度で済む傾向にあり、メイクも術後4日程度で可能になるケースが多いです。
さらに、仕上がりに満足できなかった場合のやり直しが可能な点も大きなメリットです。
ただし、二重を修正したり元に戻したりしたい場合は、抜糸を行う場合もあります。
施術費用の相場も100,000〜150,000円程度といわれており、切開法より費用を抑えやすい傾向にあります。
施術後の目が腫れている期間を少なくしたい人や切開に抵抗がある人には、埋没法をおすすめします。
また、埋没法は糸で留めて二重を作る施術方法であるため、糸の負担が少ないまぶたに厚みがない人は、施術が成功しやすい傾向にありおすすめです。
一方、まぶたに厚みがある人は、埋没法を受けても糸がまぶたを支えきれず、効果が続かない可能性が高いため注意が必要です。
まぶたに厚みがある人で埋没法を行いたい場合は、留める糸の数を増やして強度をあげたり、まぶたの脂肪を除去したりすることで効果が得られる可能性があります。
しかし、まぶたに厚みがない人でも、幅の広い二重を希望する場合は糸が取れやすくなるため、医師としっかり相談しましょう。
詳しくは埋没法ページをご覧ください。
埋没法の施術を行った場合の失敗する確率は約1%といわれています。
切開法での施術の失敗する確率が約5%といわれているため、失敗のリスクが低い傾向にある施術法と考えられます。しかし、二重整形のリスクはゼロにはならないため注意が必要です。
二重整形を行う際は、失敗の原因やリスクを理解した上で施術に臨んでください。
埋没法は、医師の技術力の不足を原因とする失敗が多くみられます。
施術経験の豊富な医師を選ぶのは、失敗の確率を下げるためにも重要です。
また、イメージしていた仕上がりと、実際の仕上がりの差がある場合に失敗と捉える人は少なくありません。
施術前のカウンセリングの際に、過去の症例写真や理想とする目元の写真などを用意して、仕上がりのイメージに齟齬が出ないようにするのも必要です。
ここでは、埋没法の失敗例を4つ解説します。
埋没法がうまくいかなかった事例は主に次の4つです。
●ハム目になる
●糸が埋没できていない
●二重のラインが不自然
●二重の形が左右で違う
●二重幅が狭すぎる
ハム目とは、二重ラインの下に皮膚が余り、余った皮膚がまつ毛に被さってしまっている状態です。
腫れぼったく、眠たそうな印象に見えてしまいます。
これは、二重の幅が広すぎることによって起こります。
埋没法を施術される方は、施術前に適切な二重幅を医師と相談して決めましょう。
本来、皮膚内に埋め込まれているはずの糸の結び目が、表面に出てきてしまう場合があります。
これは、医師の技術力の不足により、表面の皮膚を巻き込んだ状態で糸を留めているのが原因です。
糸が出てきてしまった際には、抜糸をして改めて埋没法を行う必要があるため、速やかに医師に連絡をしてください。
また、糸が表面ではなく、裏の結膜側から出てきてしまった場合は、目に異物感や痛みなどを感じる場合が多々あります。
結膜側に糸が出てしまうと、眼球の表面の角膜あたりを傷つけてしまう恐れがあるため、なるべく早い処置が必要です。
施術を行ってからひと月ほど経っても、二重のラインが不自然なことがあります。
その場合の主な原因は以下の3つです。
●上まぶたがたるんでいる
●蒙古ひだに逆らったラインを作っている
●二重のラインの勾配がキツ過ぎる
40代後半以降の人で、上まぶたがたるんでいると糸を留めた場所にわずかな角が発生する場合があります。
若い人でもアイプチやアイテープなどにより、皮膚がたるんでしまっていると同様の症状が現れる傾向にあるようです。
また、蒙古ひだのライン以上の幅広い二重を作ると、極端に幅の広い不自然な仕上がりになってしまう可能性があります。
蒙古ひだの形によっては失敗に見えやすい人もいるため、事前に医師に相談しましょう。
二重ラインの勾配がきつい場合も不自然な仕上がりになってしまう場合があるため、極端なカーブは避けることをおすすめします。
二重の形が左右で違い、不自然な仕上がりになることがあります。
主な原因としては、医師の技術が不足していることが考えられます。
そのため、担当してもらう医師の症例写真を事前に確認しておくことをおすすめします。
カウンセリング前に、左右差のないデザインにどこまでこだわっているかを見ておきましょう。
また、施術1ヵ月後でダウンタイムが終わった後でも、左右差が目立つ場合は、担当の医師に相談するようにしましょう。
ただし、まぶたは骨格や目の開き、たるみ具合によって異なるため、技術力がある医師でも微妙な左右差が生じる可能性があります。
完全に左右対称にすることは難しいため、あらかじめ把握しておきましょう。
左右の形に差が出やすい主な状態は以下のとおりです。
●皮膚の厚みに差がある
●上まぶたのたるみに差がある
●元の二重の幅や形が異なる
●蒙古ひだの形に違いがある
●目の開きに差がある
カウンセリングの際には、左右差が出ないような二重のデザインを決めていきますが、どうしても左右の形が異なってしまうこともあります。
その場合は、医師から左右差の理由や程度などの説明を受けて、施術を受けるかを考えるようにしましょう。
希望した二重の幅よりも仕上がりが狭すぎてしまう場合もあります。
施術した直後は、腫れたり内出血が起こったりするため、希望した二重の幅よりも狭く感じる場合がほとんどです。
一般的に埋没法の二重が完全に仕上がるのは、1カ月かかるといわれています。
1カ月経過して二重幅が狭すぎると感じる場合、それ以上幅が広くなることは無いのでクリニックに相談することをおすすめします。
ここでは、埋没法で失敗する原因について解説をします。
埋没法がうまくいかない原因は以下の4つです。
●医師の技術力が不足
●糸の留め方があまい
●埋没法が合っていない
●施術後に目を触ってしまう
医師の技術力が不足している場合、埋没法で留めた糸が出てきたり、二重のデザインが理想通りにならなかったりする場合があります。
本来であれば一度で済むはずの施術が、再度施術を受けることになると体にも大きな負担がかかるため、医師の技術力は非常に重要です。
特に埋没法の施術は繊細な作業が多いため、指先の感覚が頼りになる場合も多々あります。
そのため、経験豊富な医師であるほど、目の腫れや内出血の起きるリスクを下げた施術ができる傾向にあります。
医師の技術力を判断するためには、公開している症例写真の仕上がりを確認することが重要です。
糸の留め方があまい場合、糸が外れてしまい、二重が取れる可能性があります。
しかし、糸をきつく留めれば良いわけでもありません。
糸をきつく留めてしまうと、皮膚の食い込みが強くなってしまうため、術後の腫れが強くでる傾向があります。
そのため、適切な強度で糸を留めることが必要です。
埋没法の施術を行うことで、目元が厚く見えてしまう場合があります。
以下の特徴を持つ人の場合、上まぶたの皮膚を二つ折りにして重ねる埋没法では、目元が厚ぼったくなってしまう傾向にあるため確認しておきましょう。
●元の上まぶたの皮膚に厚みがある
●まぶたの脂肪が多い
●幅の広い二重を希望している
上まぶたの皮膚に厚みがあり、なおかつ脂肪が多いと脂肪の除去を行っても、目元の厚ぼったさは改善されにくい傾向にあります。
また、幅の広い二重を希望する場合、まぶたの厚い部分を使う必要があるため、厚ぼったい目元になってしまう可能性もあります。
まぶたの厚みが気になる人や幅の広い二重を希望する人の場合は、埋没法だと半年程度で二重が取れてしまう可能性があるため、別の施術方法も医師と相談してみましょう。
施術を行った部分を強くこすると、炎症を起こしたり、外れたりする可能性があります。
花粉症やアトピー性皮膚炎などの症状がある人は、特に注意が必要です。
目元にかゆみを感じても強くこすらず、必要に応じて医師に相談しましょう。
また、メイクを落としたり顔を洗ったりする際もまぶたは優しく触れるのが大切です。
二重幅が理想通りでなかったり、左右差が目立ったりなど失敗したと感じたら、施術を受けたクリニックに相談することをおすすめします。
埋没法であればやり直しが効くことが多いため、理想の二重に治してもらいましょう。
ただし、時間が経つほど糸が癒着して再施術が難しくなる傾向にあるため、ダウンタイム終了後も納得がいかなければ、なるべく早めに再診してもらうのがおすすめです。
特に、糸が出ている場合はそのままにしておくと、まぶたの皮膚に炎症が起きたり感染症にかかったりするだけでなく、眼球に傷がついてしまう可能性もあります。
そのため、速やかにクリニックに連絡をし、処置をしてもらいましょう。
ここまで、二重埋没法で失敗する確率とその原因や対処法について解説を行いました。
埋没法はまぶたを糸で留めるため、切開する必要がない施術方法です。
しかし、医師の技術力不足や施術方法が自分にあっていないなどの理由で、糸が埋没できていなかったり左右差が出てしまったりする失敗も考えられます。
万が一、施術後に糸が出てしまった場合は、抜糸の処置が必要なため、速やかにクリニックに連絡をしましょう。二重埋没法を検討している人は、ぜひこの記事を参考にしてください。