ほうれい線が気になり、ヒアルロン酸注入を考えている方の中には、ヒアルロン酸を入れるデメリットが気になる方もいらっしゃるでしょう。ヒアルロン酸注入にはデメリットがありますが、これらは実績豊富な医師のもとで受ければ最小限に抑えられます。
本記事では、ほうれい線へヒアルロン酸を入れるデメリットや、失敗しないためのポイントについて解説します。当院でのヒアルロン酸注入の症例もご紹介するので、ヒアルロン酸注入を考えている方はぜひ参考にしてください。
目次
ヒアルロン酸注入とは、しわやたるみが目立つ部分にヒアルロン酸を注入して、ほうれい線を目立たなくする施術です。ここでは、ほうれい線が目立つ原因や、ヒアルロン酸注入の内容について詳しく解説します。
ほうれい線が目立つ主な原因は、加齢による脂肪のたるみです。加齢によって顔の脂肪を支えている靭帯(じんたい)がゆるみ、脂肪が垂れ下がることで、ほうれい線が目立つようになります。しかし、加齢のほかにも原因はあるため、若い方でほうれい線に悩まされているケースも少なくありません。
ほうれい線ができる原因には、以下もあります。
特に、口元の皮膚は薄くデリケートで、さまざまな外部からの影響を受けやすいため、肌がたるみやすい傾向にあります。そして、老化が進むことでほうれい線が目立つようになります。
ほうれい線へヒアルロン酸を注入することで、ほうれい線を目立ちにくくする効果が期待できます。ヒアルロン酸には、肌に膨らみを持たせたり、肌の水分を維持して肌のハリを取り戻したりする効果があります。
ヒアルロン酸注入では、メスを使わないでマイクロカニューレという特殊な細い管で施術を行うのが特徴です。そのため、切開するのに抵抗がある方でも受けやすいのが魅力のひとつです。
さらに、ヒアルロン酸注入には即効性があるため、施術直後からほうれい線が目立ちにくくなったのを実感できるのもメリットと言えます。なお、ヒアルロン酸が完全に肌に馴染むまでには、2〜3日ほどかかります。
ヒアルロン酸注入は、短時間で施術が終わるので体への負担が少なく気軽に受けられる施術です。
施術時間はクリニックによって差がありますが、当院では通常10分ほどで終わります。
ダウンタイムはほとんどないとされています。内出血などのリスクが全くないわけではありませんが、発生頻度はかなり低く、稀なケースといえます。
ほうれい線へのヒアルロン酸注入は、施術当日から普段と同じように過ごせるため、お仕事や学校がある方でも受けやすいのが魅力です。
施術名 | ほうれい線(ヒアルロン酸) |
施術時間 | 約10分 |
費用 | ¥19,800円〜 |
ダウンタイム | 数日程度 |
リスク・副作用 | 薬剤アレルギー、腫れ・内出血、感染、血液の循環不全、穿通によるヒアルロン酸の漏出などの可能性あり。 |
こちらは、ほうれい線が気になるとのことでご来院された、30代女性の患者様です。
術前は、小鼻の付け根から口元にかけて、左右にほうれい線が入っていました。
ほうれい線へヒアルロン酸を注入することで、術後には線が目立ちにくくなり、お鼻まわりがすっきりしたのがわかります。ほうれい線が目立ちにくくなったことにより、術前よりも若々しい印象になりました。
ほうれい線へのヒアルロン酸注入は、ほうれい線が深くてメイクで隠しきれないといったお悩みにも効果的な施術です。ほうれい線を放置してしまうと、どんどん深くなるので、早めの対策で若々しい印象を取り戻しましょう。
ほうれい線のヒアルロン酸注入には、4つのデメリットがあります。まれにアレルギー反応が出たり、不自然な仕上がりになったり、血管を塞いだりしてしまったりするリスクがあるのがデメリットです。
そのほか、効果の持続性がないのもデメリットと言えます。ここでは、ほうれい線のヒアルロン酸注入のデメリットについて詳しく解説します。
ヒアルロン酸自体は、体の中に存在する物質であるため、アレルギー反応が出ることはありません。しかし、ヒアルロン酸製剤に含まれている架橋物質に対して、ごく稀にアレルギー反応を引き起こす可能性があります。
架橋物質とは、ヒアルロン酸同士を結合させて硬さを持たせたり、吸収されにくくしたりする物質のことです。
アレルギー反応が出た場合は、注入部位が腫れあがってしまいます。
腫れの程度には個人差があり、症状によってはビトラーゼを注射する必要があります。ビトラーゼとは、ヒアルロン酸を溶かすことができる製剤です。
また、アレルギーは注入して年数が経過した後でも起こる場合があります。体調を崩したときなどに起こりやすくなります。
もしも、術後にアレルギー反応が出た場合は、すぐにクリニックへ行って医師に診てもらいましょう。
見た目に違和感が出る可能性があるのも、ヒアルロン酸注入のデメリットです。このようなリスクは、医師の経験の浅さや、技術力が足りていない場合に起こりやすくなるので、医師選びにはとくに注意が必要です。
具体的には、ヒアルロン酸の注入量が多すぎると、違和感が出るケースがあります。
ほうれい線に必要以上のヒアルロン酸を入れると、その部分が大きく膨らんでしまい、不自然な見た目になります。
これは、医師が皮膚や筋肉など、患者様のお顔の状態を正しく見極められなかった場合に起こりやすいです。
また、ヒアルロン酸の特性を理解していないと、不自然な見た目になることがあります。ヒアルロン酸のなかには、水分を吸収すると膨らんで大きくなるものがあるためです。
このような特性を理解しないまま、ヒアルロン酸を入れると、時間が経つとともに不自然な見た目になってしまうことがあります。
違和感が出るリスクを最小限に抑えるためには、十分な経験と高い技術力を持つ医師のもとで施術を受けることが大切です。
ヒアルロン酸注入には血管が塞がるリスクがある点が、デメリットのひとつです。ヒアルロン酸が、適切な箇所に注入されなかった場合に起こる可能性があります。
特に注意が必要なのは、ほうれい線治療の中でも鼻翼基部(びよくきぶ)という部位にヒアルロン酸を入れるケースです。この部位には、顔面動脈という大きな血管が通っていて、一部は眼球まで続いています。そのため、血管を詰まらせてしまうと、最悪の場合、失明のリスクがあります。
このようなリスクを回避するためには、血管が塞がるリスクについて、正しい知識を持っている医師のもとで施術を受けましょう。知識を持っている医師であれば、血管を避けながら、安全な骨の上にヒアルロン酸を注入できます。
効果が一時的であるのも、ヒアルロン酸注入のデメリットです。ヒアルロン酸は、時間が経つとともに体に吸収されてしまうため、術後の状態を保つためには定期的に施術を繰り返さなければなりません。
持続期間の目安は、数か月から1年半ほどとされていますが、ヒアルロン酸の種類や注入箇所、注入量によっても異なります。
また、効果の持続性は、患者様に適したものを使うかどうかによっても変わります。
医師が患者様のお顔の状態や希望する効果に合うヒアルロン酸を選び、適切な箇所に適切な量を入れることで、長期的な効果が期待できます。
当院では、ヒアルロン酸注入の実績が豊富な医師が、カウンセリングから施術までのすべてを担当します。
ほうれい線治療では3種類のヒアルロン酸をご用意しているので、患者様に合った自然な仕上がりを目指すことができます。ここでは、ナルクリでヒアルロン酸注入を受けるメリットについて詳しく解説します。
ヒアルロン酸注入の失敗の多くは、医師の経験の浅さや、技術力が不足していることで起こります。失敗リスクをなるべく回避するためには、ヒアルロン酸注入の手術経験が豊富な医師のもとで治療を受けることが重要です。
当院では、ほうれい線へのヒアルロン酸注入の実績が豊富な医師が担当します。これまでに、さまざまな症例に対応した経験があるため、患者様のほうれい線の深さや皮膚の状態を正しく見極めたうえで、施術を行うことが可能です。
クリニック選びの際、コストを重視する方も少なくありませんが、満足度の高い施術を受けるために医師の実績も確認しましょう。実績は、ホームページやSNSで見ることができます。
種類 | 特徴 | 持続期間 |
ダイヤモンドフィール | ・日本製の原料を使っている、日本の化粧品メーカーが提供するヒアルロン酸・あらゆる部位に適用できる | 約1~6カ月 |
ジュビダームビスタ ウルトラXC | ・厚生労働省の認可を受けているヒアルロン酸・浅いほうれい線を改善するのに適している | 約9カ月~12カ月 |
ジュビダームビスタ ボリフトXC | ・厚生労働省の認可を受けている・くっきりとしたほうれい線を薄くするのに適している | 約12カ月~18カ月 |
当院では、ほうれい線へのヒアルロン酸注入に、3種類の製剤をご用意しています。
「ダイヤモンドフィール」は、大手化粧品メーカーの資生堂が提供しているヒアルロン酸で、日本製の原料を使っているのが特徴です。
このヒアルロン酸を使うと、ほうれい線が目立ちにくく若々しい見た目に近づけます。費用も抑えられるため、ダイヤモンドフィールは、はじめてヒアルロン酸を受ける方におすすめです。
厚生労働省の認可を受けている「ジュビダームビスタ ウルトラXC」は、自然な仕上がりと持続性の高さに優れているため、浅いほうれい線を改善するのに向いています。
ジュビダームビスタ ウルトラXCは、なるべく価格を抑えながらも、持続性の高い自然な仕上がりを期待している方におすすめです。
「ジュビダームビスタ ボリフトXC」も、厚生労働省の認可を受けているヒアルロン酸で、仕上がりの形を維持するのに優れています。
ジュビダームビスタ ボリフトXCは深くて、くっきりとしたほうれい線を改善するのに向いています。長期的な持続性と、なめらかで自然な仕上がりを目指している方におすすめです。
このように、ヒアルロン酸は種類によって特徴や持続期間、予算が異なるため、当院では患者様の希望や予算に合わせてご提案しています。
ナルクリでは自然な仕上がりを追及するために、徹底的なこだわりを持って施術を行っています。
まず、施術を行う前の段階で、患者様のほうれい線の状態を確認し、顔全体のバランスを見ながらヒアルロン酸を注入する箇所や注入量を決めます。
これにより、ヒアルロン酸を必要以上に入れてしまうリスクを極限まで抑えることが可能です。
また、当院ではヒアルロン酸の特性を理解した医師が施術を行っています。
例えば、水分を吸収して膨らむタイプのヒアルロン酸を使う場合は、その特性を考えたうえでヒアルロン酸の注入量を決めています。これにより、術後の自然な仕上がりを目指すことが可能です。
ほうれい線の施術を考えている方は、カウンセリングで納得したうえで契約することが大切です。また、ほうれい線を改善する施術には、「脂肪注入」という施術もあります。
医師とよく相談したうえで、ご自身の理想の仕上がりや予算に適した施術を選びましょう。ここでは、ほうれい線へのヒアルロン酸注入で、失敗しないためのポイントを詳しく解説します。
ほうれい線のヒアルロン酸注入を受ける前には、カウンセリングがあります。カウンセリングで、医師とよく相談をして納得したうえで施術を受けましょう。
納得しないまま施術を受けると、自分が思っていた仕上がりにならなかったり、思っていたほど効果が続かなかったりと、後悔する可能性があります。
施術後に後悔しないために、カウンセリングでは解消したい悩みや理想のイメージ、持続期間などをしっかりと医師に伝えることが大切です。カウンセリングでの患者様とのコミュニケーションを大切にしている、対応が丁寧なクリニックを選ぶとよいでしょう。
当院では、1人ひとりの患者様とじっくり向き合うため、施術よりも長い時間をかけて、カウンセリングを行っております。
ほうれい線を目立たなくする方法には、「脂肪注入」という施術を受ける選択肢もあります。
脂肪注入のメリットは、脂肪が定着した部分は半永久的な効果が期待できる点です。
ヒアルロン酸注入でほうれい線を改善する場合は、定期的に施術を繰り返す必要があります。
ヒアルロン酸は、注入したあとに少しずつ体内に吸収されてしまうからです。
ただし、効果が薄れるたびに施術を繰り返すと、見た目に違和感を覚えるケースがあります。
こうしたリスクは、脂肪注入であれば避けられるので、脂肪注入も視野に入れるのもおすすめです。脂肪注入で定着した部分は、半永久的な効果が期待できます。ご自身の太ももから採取した脂肪を精製し、ほうれい線に注入し定着した分はそのまま残り続けます。
どちらの施術にもメリットとデメリットがあるため、医師とよく相談したうえで選びましょう。
ここまで、ほうれい線にヒアルロン酸を入れるデメリットや、失敗しないためのポイントについて解説しました。
ヒアルロン酸注入にはデメリットがありますが、実績が豊富な医師であれば最小限に抑えることができます。
当院では、ほうれい線へのヒアルロン酸注入の実績が豊富な医師が、1人ひとりの患者様に合わせて施術を行っております。
細部にまで徹底的にこだわりを持ち、自然な仕上がりを追及しているため、違和感のない若返りを目指せます。
ヒアルロン酸注入のほか、脂肪注入という長期的の効果が期待できる施術も行っておりますので、ほうれい線にお悩みの方は、まずは無料カウンセリングでお気軽にご相談ください。