二重整形を検討する際に、埋没法と切開法のどちらを選ぶべきか悩む人もいるでしょう。二重整形を行う際は、仕上がりの違いやメリット・デメリットなどを理解したうえで施術方法を選ぶのが重要です。
この記事では、埋没法と切開法の見た目や経年劣化、痛みの違い、クリニック選びのポイントについて解説をします。二重整形の施術方法に迷っている人は、ぜひこの記事を参考に自分にあった方法で理想の目元を手に入れてください。
目次
ここでは、二重整形の種類について解説をします。施術方法は主に以下の2種類です。
埋没法は、医療用の糸を使用し、瞼を縫い留めて二重のラインを作る方法で、切開を伴わないのが特徴です。瞼を切らないため、切開法よりも瞼の腫れや内出血の程度が低い傾向にあり、一般的に3日〜1週間程度で腫れが目立たなくなります。
また、施術時間も基本的に15〜20分程度とされているため、身体への負担も少ない場合がほとんどです。二重の仕上がりに満足がいかなかった場合はやり直しが行えるのもメリットの一つです。
一方で、瞼を糸で縫い留めるだけの施術であるため、瞼に厚みのある人の場合は、二重が取れやすい傾向にあります。加えて、切開法と異なり半永久的に二重を維持できないのもデメリットです。
切開法は、瞼を切開して二重のラインを作る施術方法で、半永久的に二重を維持できます。
切開を行なう際に、瞼の脂肪吸引も行えるため、瞼に厚みのある人でもくっきりとした理想の二重を望めます。
一方で、瞼を切開するため、施術時間は基本的に30〜60分程度とされており、施術後の腫れや内出血は、一般的に2〜3週間程度続く場合がほとんどです。
また、一度切開法を行なうとやり直しは難しいため、事前に医師にしっかりと要望を伝える必要があります。
埋没法の場合、縫い留めていた糸が瞼から飛び出してしまったり、糸の膨らみによって見た目が不自然になったりするため注意が必要です。
一方で、切開法の場合は、二重の幅やラインをくっきりさせすぎてしまうと違和感のある目元になってしまいバレてしまう場合があります。
二重整形で後悔しないためには、実際の仕上がりの状態を知るのが重要です。施術前の瞼の状態と施術後の二重の仕上がりを確認することで、理想の目元を叶えられるのか判断しやすくなります。
また、施術直後は目元の腫れや内出血が出やすいため、二重整形がバレやすいです。そのため、施術直後の状態も比較して検討するのがおすすめです。
埋没法は瞼を切らずに二重にできるため、手軽に受けられることと、仕上がりのイメージが違ったら直せるのがメリットです。
学校やお仕事が休めない場合、ダウンタイムが長いと二重整形がバレてしまう可能性がありますが、埋没法であればそのリスクを最小限に抑えることができます。
切開法との見た目の違いは、深くくっきりとした二重を作りたい場合や、二重幅が広いデザインにしたい場合だと、埋没法では難しい可能性があります。
一方で、自然な二重にしたい、ナチュラルな二重にしたいという場合は、まずは埋没法を検討されると良いでしょう。
切開法は、瞼を切開するため、深くくっきりとした二重や、二重幅が広いデザインを希望できるのが特長です。
特に瞼が厚い場合は、埋没法での施術が難しいため、切開法をおすすめされる場合があります。
また、切開時に瞼の脂肪を取り除くこともできますので、腫れぼったさを解消できるもの切開法のメリットです。
ただし、ダウンタイムは腫れが引くまで1週間程度かかり、完全に二重が完成するまでは半年~1年かかります。
仕上がりのイメージが違った場合でもやり直しは難しいため、医師に相談してから検討することをおすすめします。
一般的に、希望のデザインを実現しやすいのは、切開法とされています。しかし、切開法は、一度施術を行なうと半永久的に二重が持続されるため、理想のイメージと異なる際にやり直しができない場合がほとんどです。
そのため、施術方法を検討する際には、メリットだけでなくデメリットの把握が欠かせません。主なメリットとデメリットは以下のとおりです。
瞼に糸を縫い留めて二重を作る方法であるため、希望のデザインと異なった場合は、糸を外してやり直しが可能です。また、抜糸を行えば、元の瞼に戻すこともできます。
そのほかの埋没法のメリットは以下のとおりです。
埋没法では切開を伴わないため、ダウンタイムと呼ばれる腫れや内出血の続く期間が切開法と比べて短い傾向にあります。また、費用も30,000〜200,000円程度とされているため、切開法よりも安い場合がほとんどです。
一方で、埋没法は糸で縫い留めているだけの施術であるため、加齢や目元への刺激によって糸が外れたり緩んだりしてしまうと二重が持続しない可能性があります。
瞼を切開して二重を作る方法であるため、希望のデザインに近い二重を望める施術です。埋没法では、幅の広い二重のラインは難しい傾向にありますが、切開法では対応可能です。
また、切開の際に瞼の脂肪吸引もできるため、すっきりとした目元を作り出せる場合も多くあります。一度施術をすれば半永久的に二重の効果が持続しますが、仕上がりに納得できなくてもやり直しは難しい場合がほとんどです。そのため、カウンセリングの際に医師にしっかりと希望のデザインを伝える必要があります。
そのほかの切開法のデメリットは以下のとおりです。
瞼を切開する必要があるため、ダウンタイムの期間は、一般的に、2〜3週間程度かかる傾向にあります。加えて、費用も100,000〜400,000円程度とされているため、埋没法よりも高くなる場合がほとんどです。
施術中に力を入れてしまうと内出血が増える場合がほとんどです。また、切開法の施術の際に動いてしまうと以下のリスクがあります。
このようなリスクを減らすためには、力を抜いてリラックスするのが重要です。しかし、初めて施術を受ける場合は、緊張して身体に力が入ってしまうこともあるかと思います。
そのため、どうしても不安で緊張が解れない場合は、笑気麻酔の使用を希望できるクリニックを選ぶのがおすすめです。笑気麻酔は、鎮静作用があるため施術に対する不安や恐怖を和らげる効果が期待できます。
ここでは、埋没法と切開法の違いについて解説をします。それぞれの施術方法の違いは主に以下の表のとおりです。
施術名 | 埋没法 | 切開法 |
ダウンタイム期間 | 3日〜1週間程度 | 2〜3週間程度 |
施術料金 | 30,000〜200,000円程度 | 100,000〜400,000円程度 |
完成目安の期間 | 1〜3ヶ月 | 半年〜1年 |
二重の持続期間 | 3〜5年 | 半永久的に持続 |
やり直しの可否 | やり直し可 | やり直し不可 |
埋没法の場合、瞼の切開を行わないため、一般的にダウンタイムや仕上がりまでの期間が切開法よりも短く、費用も安い傾向にあります。また、二重の仕上がりに満足がいかなかった際にやり直しができるのも特徴です。
一方で、切開法の場合、瞼を切開して二重を作るため半永久的に二重の持続が可能です。その反面、瞼の切開を行なうため、仕上がりに納得ができない場合でも、基本的にやり直しは行えません。加えて、ダウンタイムや仕上がりまでの期間は埋没法よりも長く、費用も高くなる場合がほとんどです。
埋没法がおすすめな人は主に以下のとおりです。
埋没法は、糸で縫い留めるだけの施術であるため、瞼の切開に抵抗がある人におすすめです。また、ダウンタイム期間が短いと周囲にバレる可能性も低くなります。加えて、切開法よりも費用は安くなる場合がほとんどです。
切開法がおすすめな人は主に以下のとおりです。
切開法は、瞼を切開する方法であるため、二重を半永久的に持続できるとされており、幅の広いくっきりとした二重に仕上げられる傾向にあります。
加えて、埋没法は基本的に瞼に厚みがある人は不向きとされていますが、切開法なら施術が行える場合が多いため、埋没法を断念した人にもおすすめできます。
一般的に、埋没法の保証期間は1〜5年程度、切開法では1年以内の保証がされています。
埋没法は、持続期間が3〜5年程度といわれているため、短い期間で二重が元に戻ってしまった際に適応される場合がほとんどです。そのほかにも、以下の場合に保証が適応される可能性があります。
一方で、切開法の場合、二重が安定してからでは元に戻る可能性は低いとされているため、左右差があるといった万が一の際に使用できる1年以内の保証であることがほとんどです。
しかし、保証内容や期間はクリニックによっても異なるため、施術を受ける前に必ず医師に確認をしましょう。
埋没法と切開法のどちらも、経年劣化によって見た目が変わる場合がほとんどです。
特に埋没法は、瞼に糸を縫い留めているだけの施術であるため、持続期間が限られています。また、加齢による瞼のたるみが出てきた際には、二重のラインが変わってしまうこともあります。
切開法の場合も同様に、加齢による瞼のたるみの影響を受けて二重のラインが変化する可能性があります。
それぞれの施術方法の注意点は以下のとおりです。
埋没法は、一般的に3〜5年程度の期間、二重が持続するケースがほとんどです。瞼を縫い留めている糸が緩んだり外れたりする主な原因は以下のとおりです。
クレンジングやアレルギーによるかゆみなどで目元を強く擦ってしまうと糸が緩んだり外れたりする可能性があります。
また、加齢により瞼がたるんだ場合、糸も同時に下がってしまい緩んでしまう傾向にあります。瞼の筋肉を鍛えることはできないため、長期的に二重を維持したい場合は、切開法の検討も必要です。
施術の際の糸の留め方がゆるい場合、目元への軽い刺激でも糸が外れることがあります。医師の技術による問題であるため、施術を受ける前に医師の実績や経験をしっかり確認しましょう。
万が一、糸が緩んだり外れたりした場合は、速やかに医師に相談してください。切れた糸が飛び出していると、炎症を起こしたり眼球を傷つけたりする恐れがあります。
切開法は、老化によって瞼が垂れると二重のラインが変化する場合がほとんどです。瞼を切開しているため、埋没法よりも変化は少ない傾向にあります。
しかし、切開法の場合、二重のラインが変化してもやり直しが難しいため注意が必要です。特に、幅の広い二重の場合、瞼がたるんでしまうと不自然な目元になってしまう可能性があります。切開法の施術を行なう際は、医師と仕上がりや経過についてしっかりと相談しましょう。
埋没法も切開法も施術中は、麻酔を使用するため痛みを感じない場合がほとんどです。しかし、麻酔を行なう際には、チクッとした軽い痛みを感じるとされているため、注射が苦手な人や痛みに敏感な人は、痛みを感じやすい傾向にあります。
また、術後1日目は痛みを比較的強く感じる傾向にありますが、基本的に処方された痛み止めを服用すれば問題なく過ごせる場合がほとんどです。
ただし、埋没法と切開法では、痛み方や期間は異なります。痛み方の違いは主に以下のとおりです。
埋没法は、切開を伴わない方法であるため、切開法に比べて痛みが少なくダウンタイムも短い傾向にあります。そのため、痛みに敏感な人や手術に抵抗がある人におすすめです。
施術の際は麻酔によって痛みをほとんど感じませんが、施術から2〜3時間が経つと麻酔が切れるため、ものもらいのような痛みを感じる可能性もあります。術後は、チクチクとした痛みを感じる場合もありますが、一般的な日常生活を送れる程度の痛みであることがほとんどです。
しかし、どうしても痛みが気になる場合は、保冷剤で患部を冷やしたり痛み止めを服用したりしましょう。万が一、痛み止めを服用しても痛みが治まらない場合は、速やかに医師に相談してください。
切開法は、瞼を切開するため、埋没法と比べて傷が深く、ダウンタイムには2〜3週間程度を要する傾向にあります。施術の際は、埋没法と同様に麻酔によってほとんど痛みは感じませんが、施術から2〜3時間が経つと麻酔が切れるため、じんじんとする痛みを感じる場合がほとんどです。
また、施術後には痛み止めが処方されるため、ある程度は術後の痛みを緩和できます。
ここでは、二重整形の施術の流れについて解説をします。具体的な流れを知ることで安心して施術に臨めるでしょう。施術の流れは主に以下のとおりです。
記入した問診票を元に、現在の瞼の悩みや希望する二重のデザインについてヒアリングを行います。瞼の状態や目元の形を確認し、不自然にならない希望に沿った二重のデザインにするのが重要です。
希望するデザインの症例写真や理想の二重の写真などを持参すると、医師にイメージを伝えやすいため積極的に見せるようにしましょう。また、施術や仕上がりに対する疑問点や不安点があれば、医師に確認をしましょう。
医師の診察を受けたら施術プランを決定します。施術プランは、目元の状態や希望する二重のデザインによっては、自分の希望するプランと異なる場合もあるため注意が必要です。
たとえば、以下の場合は、切開法を希望していても埋没法を勧められる可能性もあります。
当クリニックでは、手軽に受けられて二重を維持するために、埋没法で永年保証がついている施術もご提案しております。
痛みが苦手な方や長いお休みが取れない方でも、ぜひお気軽にご相談ください。
施術プランに問題がなければ料金の支払いを行います。主な支払い方法は以下のとおりです。
支払い方法はクリニックによって異なるため、あらかじめ確認をしましょう。
施術はノーメイクで受けなければならないため、施術箇所周辺のクレンジングと洗顔が必要です。完全個室のパウダールームを使用できるため、他の患者と顔を合わせる心配はありません。
希望する二重のデザインと実際の仕上がりに差が出ないようにするためには、入念なシミュレーションが欠かせません。専用の医療器具を用いて、瞼を押さえながら予定している二重のラインを作成し、二重の幅を決定します。
シミュレーションで二重の幅が決まったら、決定したラインに沿ってマーキングを行います。施術の元になる印であるため、正確にマーキングするのが重要です。
施術を行なう際には、局所麻酔を使用して、施術の痛みを抑えるようにします。当クリニックでは、ご不安な際には笑気麻酔を追加することも可能です。
それぞれの施術方法で必要な時間は主に以下のとおりです。
一般的に、切開法は瞼を切開するため、施術時間が長い傾向にあります。身体に力が入っていると思わぬトラブルを引き起こす可能性があるため、リラックスして施術を受けるのが重要です。施術が完了したら仕上がりを医師と確認します。
施術が完了したら痛み止めを処方して、術後の注意点やダウンタイムの過ごし方などについて説明を受けます。術後の注意点を守らないとダウンタイムが長引く原因にもなるため、医師の説明はしっかりと聞きましょう。
基本的に施術が完了したらそのまま帰宅となります。
ここでは、理想の二重にするためのクリニック選びのポイントについて解説をします。選び方のポイントを押さえて、理想の目元を手に入れましょう。
クリニック選びのポイントは主に以下のとおりです。
二重整形の仕上がりは医師の腕によって左右される場合が多いため、施術経験の多い実績豊富なクリニックを選ぶのが重要です。クリニックの開院年数だけでなく、担当医師の実績が豊富なのかも確認する必要があります。
実績が多いかどうかは以下の方法で調べることが可能です。
施術経験や実績が多ければ、経験から自分にあった施術方法の提案を受けられます。また、実績が豊富なクリニックの場合、万が一のトラブルにも迅速に対応してくれる傾向にあるため、安心して施術に臨めるでしょう。
実際の二重の仕上がりを確認するには、口コミや症例写真を参考にするのもおすすめです。自分のイメージに近い仕上がりの症例写真があれば、理想の目元を手に入れられる可能性も高くなります。
また、実際に施術を受けた人の口コミからは、実際のカウンセリングの様子や施術の対応などを知ることも可能です。クリニックの信頼性を判断するためにも口コミの確認は欠かせません。
理想の二重に仕上げるためには、丁寧なヒアリングが欠かせません。希望する二重のデザインや現在の悩みなどから、的確なアドバイスをくれる医師を選ぶと良いでしょう。
また、実績や経験が豊富な医師であっても自分と相性が合わない可能性もあります。話をきちんと聞いてくれなかったり、説明が曖昧であったりすると安心して施術に臨めないでしょう。
理想の二重に仕上げるためには、複数のクリニックで無料のカウンセリングを受けて、医師との相性や施術の説明などを比較し、安心して施術を任せられる医師を探すのがおすすめです。
ここまで、埋没法と切開法の違いやクリニックの選び方について解説をしました。埋没法は、瞼を糸で縫い留める施術であるため、切開に抵抗がある人やダウンタイムを短くしたい人におすすめです。切開を伴わないため、切開法と比べてダウンタイム期間が短く、費用も安い傾向にあります。
一方で、切開法は瞼を切開して二重のラインを作るため、瞼に厚みがある人やくっきりとした二重を希望する人におすすめです。
どちらの施術方法も経年劣化で変化する傾向にありますが、切開法の方が変化は少ないとされています。しかし、埋没法は、二重整形のやり直しができるメリットもあります。
埋没法か切開法で迷う人は、二重専門のクリニックで無料カウンセリングを受けるのをおすすめします。ぜひこの記事を参考に、自分にあった施術方法で理想の目元を手に入れてください。