青クマの効果的な治し方は?おすすめの治し方と誤ったセルフケア方法を紹介

目元のクマ・しわ・たるみ
公開日:2024年05月15日(水)
最終更新日:2024年10月23日(水)
鏡で目を見る女性35

この記事の監修ドクター
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石橋 成彦医師 
(NARU Beauty Clinic院長)
専門分野:二重整形 / 目元のシワ・シミ・たるみ/ 二重形成 / クマ治療 / 若返り治療
専門分野:二重整形 / 目元のシワ・シミ・たるみ/ 二重形成 / クマ治療 / 若返り治療

 

目の下のクマには様々な種類があります。

クマの種類によって原因が異なるため、それぞれに合う方法でケアを行わなければ、悪化してしまう可能性があります。

 

そこで、クマの種類に適したケアや治療をきちんと行うことで、クマを改善できます。中でも青クマは生活習慣の見直しやセルフケアで改善できることもあります。

 

この記事では、青クマの効果的な治し方を詳しく解説します。

青クマにお悩みの方、ご自身のクマの種類が分からない方も、一度ぜひ参考にしてみてください。

目の下のクマの種類

目の下のクマの種類

目の下のクマには大きく4つの種類があり、黒クマ・赤クマ・青クマ・茶クマに分かれます。

どのクマも人の表情の印象を左右すると考えられ、表情が暗く感じる、あるいは年齢よりも老けて見えるといった印象を与えてしまいます

 

黒クマは目の下の脂肪が膨らむ、赤クマは目の下の筋肉が透ける、茶クマはメラニン色素によって色素沈着してしまうことで生じます。

また、黒クマ・赤クマは、美容整形でしか改善できません

 

一方、青クマは血行不良によって生じる症状であり、セルフケアで改善することが可能です。

青クマでお悩みの方は、一度、ご自身の生活を見直してみましょう。

青クマはどんな状態?

青クマは、主に血行不良が原因となって、目の下の静脈や毛細血管がうっ滞して青色に見えている状態です。

症状によっては青紫色や青緑色に見えることもあります。

 

目の下の皮膚自体が変色してしまっているわけではありませんが、もともと目元周りの皮膚はとても薄く、デリケートであるため、様々な要因により血流が滞ってしまうことで青クマができてしまいます。

 

色白で静脈が透けて見えやすい方や、低血圧の方、冷え性体質の方なども、青クマが現れやすいと言えます。

青クマの主な原因3つ

スマホを見る女性02

青クマの主な原因は、スマートフォンやパソコンを長時間にわたり使用することで目を酷使することや、運動不足、寝不足などの生活習慣によるものがほとんどで、一時的にも発生しやすいクマと言えます。ご自身の青クマの原因をしっかりと把握し、予防や改善に繋げるようにしましょう。

①血行不良によるもの

皮膚の下には、毛細血管や筋肉など、豊富に血液を含んでいる組織が様々あります。そのため、目の下の血液が滞留してしまうことで、目の下の薄い皮膚から毛細血管や筋肉が透けて見えてしまいます

②スマートフォンなど目の疲れによるもの

目の構造が複雑なことから、近すぎる物を見ることは目に大きな負担がかかってしまいます。

特に、スマートフォンなどの画面を至近距離で長い時間見ていると、目のピントを合わせる働きを持つ「毛様体筋」という目の筋肉が疲労してしまい、目の疲れに繋がることがあります。

 

目の疲れは目の周りの血行不良を導いてしまうため、目の下の毛細血管や筋肉が青っぽく透けて見え、青クマが現れてしまうことがあります。

③睡眠不足によるもの

睡眠不足が長い間続いてしまうと、交感神経が優位となる時間が長くなり、自律神経が乱れてしまうため、血流が悪くなっていきます。

 

また、血行不良になることで血液の中の酸素の濃度が低下してしまい、二酸化炭素を多く持つ濃く暗い血液の色になります。

 

目の下の皮膚はもともと非常に薄くできているため、色の濃い血液が停滞した毛細血管が透けやすくなり、青クマとして現れてしまいます。

クマの種類を簡単に見分ける方法

鏡で目を見る女性32

どの種類のクマでも、改善するためにはまずクマの種類を見分ける必要があります。

 

目の下のクマを改善するために様々な対策を行っても、なかなか効果を実感できないという場合は、クマの種類が見極められておらず、正しいケアが行われていない可能性があります。

 

ここではクマの種類を簡単に見分けられる方法を解説しますので、ご自身のクマの種類がいまいち分からないという方は、ぜひ参考にしてみてください。

目の下を引っ張ると青く透けていたら青クマ

青クマの見分け方は、皮膚を引っ張ったときに位置が移動せず、青く透けているか、もしくは引っ張ることでより青色が濃くなったら、青クマと言えます。

 

青クマは、皮膚そのものに青い色味が付いているわけではありません。

目の下の静脈や毛細血管がうっ滞して青色に見えている状態となりますので、皮膚を引っ張ってもクマの位置は移動しません。

目の下を引っ張っても色は変わらない場合は茶クマ

優しく目の下の皮膚を引っ張っても、色味が変わらなければ茶クマの可能性が高いです。

 

茶クマは色素沈着により現れて、目の下の皮膚に色が付いている状態です。そのため、目の下の皮膚を引っ張ると、引っ張った皮膚と一緒に色味が動くのが特徴です。

 

また、目の下の色素沈着はシミや肝斑など様々です。

レーザー治療などを行うと悪化してしまう茶クマもあるので、医師に相談のうえ適切な施術を受けましょう

顔を天井に向けたときクマがなくなったら黒クマ

顔の正面に鏡を持ち、顔を天井の方に向けたときに、クマがなくなったり薄くなったりしたら、黒クマである可能性が高いです。

 

黒クマは目の下の脂肪と窪みが影を作ることや、目の下の皮膚のたるみによって現れます

また、顔を天井の方に向けることで目の下の皮膚が平らになるため、一時的に目の下の脂肪や窪み、たるみがなくなり、クマも一時的に消えたように見えます。

 

気になる場合は、ご自身で一度確認してみましょう。

皮膚が赤く透けていると赤クマ

赤クマの見極め方は青クマと同様に、皮膚を引っ張っても位置が移動せず、より赤く濃く見えた場合は赤クマの可能性が高いです。

赤クマはただ色が赤いだけではなく、黒クマも併発している場合があります。

 

明るい場所でない場合、茶クマとの判別がしにくいこともありますが、引っ張ったときにクマの位置が移動したら赤クマといえるでしょう。

 

赤クマは目の下の眼窩脂肪による膨らみで皮膚が圧迫されてしまい、目の下の筋肉が透けて見えている状態です。

そのため、眼窩脂肪によってくぼみや影ができる黒クマと混在して現れることが多くあります

セルフケアで青クマを治す方法はある?

青い空と女性

青クマの主な原因は血行不良です。血行不良は、寝不足や疲れ目、鉄分・ビタミン不足などによって起こります。

そのため、誰にでも簡単にできるセルフケアや食生活の見直しなどを行うことで改善されます

 

ここでは、自宅でもできてしまうセルフケアの具体的なポイントを解説しますので、青クマにお悩みの方はぜひ試してみてください。

ホットタオルで目元を温める

目元をホットタオルや目元を温めるグッズなどで温めると、目の周りの血流が促されるため、青クマが一時的に目立ちにくくなります。

 

目元をホットタオルで温める際は、水で濡らしたタオルを軽く絞り、電子レンジで軽く温めたものを使うことをおすすめします

また、温めたタオルだけでなく、冷えたタオルも使って交互に目の上に乗せることで、より一層、血行促進の効果が期待できます。

 

なお、タオルが熱すぎるとデリケートな目の周りの皮膚にダメージを与えてしまうため、注意しましょう

鉄分やビタミンを含んだ食事を取る

鉄分には血行を促進する効果や、血液の酸化を抑制する効果などがあります。

鉄分:牛肉の赤み、豚のレバー、鶏のレバー、まぐろ、かつお、赤貝、まいわし、納豆、ひじき、ほうれん草、小松菜など

 

また、ビタミンAには目の疲労感を和らげる効果が期待でき、ビタミンEには血行を促進する効果が期待できます。

ビタミンA:卵黄、レバー、うなぎ、にんじん、ほうれん草、モロヘイヤなど

ビタミンE:アボカド、大豆、卵、かぼちゃ、アーモンドなど

 

鉄分やビタミン類を含んだ食事を日頃から積極的に取ることで、青クマが改善しやすくなります

適度な運動で血行を良くする

目元だけでなく、全身の血行不良により青クマが現れるケースもあります。そのため、適度な運動を行うことで青クマが改善されることがあります。

 

ウォーキングや息が上がらない程度のランニング、ヨガ、軽いスクワットなど、全身の血行が促進されるような運動を習慣化させることで、青クマの改善や予防に繋がります

 

また、適度な運動を習慣化させることにより全身の筋肉量が増すと、基礎代謝が上がります。基礎代謝が上がると、体温が高く保たれるようになるため、血流も良くなります

十分な睡眠を取る

睡眠不足が続いてしまうと、自律神経が乱れ、血流が悪くなってしまうことがあります。そのため、十分な睡眠を取ることも、血行促進による青クマの改善に繋がります。

 

理想の睡眠時間は6〜7時間程度です。しかし、まとまった睡眠時間が取りづらい場合は、睡眠の質を良くするために、夕食は寝る3時間前までに済ませるようにすることや、アルコールやカフェインを寝る前に摂取しないことをおすすめしま

また、シャワーだけでなくお風呂で十分に体を温めることで寝つきが良くなります。

要注意!医師がおすすめしない青クマの治し方

女性医師18

目元のセルフケアの中には、医師がおすすめしない方法もあります。

 

クマの中では唯一、セルフケアでも改善できる可能性が高いのが青クマです。しかし、間違ったセルフケアを行っているとクマが悪化してしまうことがあります。クマを悪化させてしまわないよう、目元のセルフケアには注意しましょう。

マッサージでクマを改善するのは難しい

目の周りの皮膚や皮下の組織は、非常にデリケートな構造になっています。そのため、むやみに目元のマッサージを行うと、ダメージを与えてしまう可能性があります。

 

目の周りの皮膚や組織がダメージを受けると、色素沈着などが引き起こされることもあるため、目の下のクマが悪化してしまうことも考えられます。

 

また、目元のマッサージによってクマが改善されるという医学的根拠はありません。クマを改善したい場合、目元のマッサージは控えるようにしましょう。

目の下のマッサージはたるみやしわになりやすい

目の下をマッサージしてしまうと、目の下の皮膚に摩擦が生じ、皮膚がたるんでしまったり、しわになってしまったりすることがあります

 

また、目の下の皮膚がたるむと、たるみの下にできるくぼみや影によって、クマになってしまうことがあるので注意が必要です。

クマでお悩みの場合は、美容整形をご検討ください。

青クマのおすすめの美容整形

施術を行う女性03

青クマはセルフケア以外にも、美容整形で改善することができます。青クマの改善に適した治療は、脂肪注入です。メスを使わないで行えるため、ダウンタイムが短く済みます

 

青クマを早めに治したい場合や、セルフケアだけでは青クマの改善が難しいと感じた場合は、目の下の施術を受けることで青クマを素早く改善することができます。その結果、表情を健康的で明るい印象に変えることができます。

目の下の脂肪注入

目の下の脂肪注入

目の下の脂肪注入は、主に目の下にできたくぼみを滑らかにする場合に行われる施術ですが、青クマの改善にも効果的な治療です。

 

青クマの主な原因は目の下の皮膚の薄さや血行不良によって毛細血管や筋肉が透けてしまうことです。

目の下の皮膚と筋肉の間に細かくした脂肪を注入することによって、皮膚に厚みが出来るので、毛細血管や筋肉が透けなくなります

 

目の下の脂肪注入は、移植後にきちんと定着すれば半永久的に効果が持続します。また、自身の体の一部から採取した脂肪を治療する部位に注入するため、合併症を起こすリスクは低いです。

 

さらに、目の下の脂肪注入のダウンタイムは1週間程度と短く、顔に傷ができることもありません。知人や友人に気付かれずに治療をしたい場合でも受けやすい施術といえます。

詳しくは目の下の脂肪注入ページをご覧ください。

目の下の脂肪注入
目の下の脂肪注入
当院で行っている目の下の脂肪注入をご紹介します。 当院では、特許技術のフィルターを使い脂肪の定着率をアップさせる当院独自の施術を行っています…
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青クマは遺伝で皮膚が薄いと目立ちやすい

三人家族

青クマは、皮膚が薄くて色白の方や、血流が悪い方に目立ちやすいクマです。

皮膚の厚みや色は遺伝するため、青クマが発症しやすい体質も遺伝してしまとも考えられます。

 

青クマは加齢によって皮膚が薄くなってしまった場合にも起こりうるので、遺伝だけがすべてではありませんが、遺伝と加齢の要素が相まって青クマが発生する人も多く見られます。

 

単なる血行不良で青クマが発生している場合は、セルフケアで治るかもしれません。しかし、遺伝的要因や加齢が原因で青クマが発生している場合は、セルフケアだけで改善するのは難しい場合があります。

 

どの要因で発生した青クマでも、素早く改善するには美容整形による治療が効果的です。

 

当院では、青クマ治療の経験が豊富な医師が施術を行います。目元のお悩みやご希望に寄り添ったカウンセリングは無料で受けることができますので、目の下のクマにお悩みの場合はぜひ一度、当院のカウンセリングにお越しください。

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形成外科で研鑽後、大手美容外科に入職。二重整形を中心に、年間5000人以上の患者様を担当。同グループにおいて二重整形専門の指導医に就任し、全国のドクターの指導を行う。その後、「地元の千葉で丁寧でハイクオリティな施術をリーズナブルな価格で提供したい」という思いからNARU Beauty Clinicを開院。
略歴
  • 東京医科大学医学部 卒業
  • 東京都保健医療公社大久保病院 外科・麻酔科
  • 都立広尾病院 形成外科
  • 大手美容外科に入職
  • 水戸院の院長を歴任後、千葉院開設にあたり院長として立ち上げに従事
  • 同美容外科にて技術指導医を歴任
  • NARU Beauty Clinic 開業
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