切開法で二重整形を検討している際にダウンタイムに不安を感じる人もいるでしょう。通常、切開法のダウンタイムは2~3週間となるケースが多いので、その期間はなるべく安静に過ごすのが重要です。
この記事では、二重切開法のダウンタイムや施術後の過ごし方、長引くケースついて解説をします。これから二重切開法の施術を予定している人は、ぜひこの記事を参考にダウンタイムを過ごしてください。
目次
切開法とは、瞼を切開して二重のラインを作る施術方法で、半永久的に二重が持続するのが特徴です。
切開法は、切開を行なう際に、まぶたの余分な脂肪や皮膚を同時に除去できるため、ぱっちりとした理想の二重を作れます。そのため、埋没法で二重が維持できなかった人も、切開法ならば理想の目元を実現できる場合もあります。
一方で、瞼を切開するため、施術にかかる時間は30〜60分程度です。ダウンタイムの期間は個人差はありますが、1ヶ月程度続きます。
また、施術費用の相場は200,000〜400,000円程度となります。
加えて、一度切開法を行なうと、やり直しが難しいため、満足のいく仕上がりになるように事前に医師と相談をしましょう。
切開法と埋没法の特徴やメリット・デメリットは以下の通りです。
切開法 | 埋没法 | |
施術方法 | 瞼を切開して二重のラインを作る | 瞼を糸で縫い留めて二重のラインを作る |
特徴 | 切開を行なうため、半永久的に二重を維持できる | 切開を伴わないため、短時間で施術が完了する |
施術時間 | 30分〜60分程度 | 15分〜20分程度 |
メリット |
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デメリット |
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埋没法は、瞼を糸で縫い止める施術であるため、切開法と異なり、修正が簡単にできることが特徴です。切開を伴わないため、ダウンタイム期間は通常、1週間程度です。しかし、縫い留めた糸は、瞼への刺激や加齢によるたるみなどで緩んだり外れてしまったりする可能性があるため、二重の持続期間が限られています。
一方、切開法は瞼を切開するため、半永久的に二重を維持できます。その反面、切開を伴うため、ダウンタイム期間が1ヶ月と埋没法よりも長く、やり直しも難しくなります。
詳しくは切開法ページをご覧ください。
詳しくは埋没法ページをご覧ください。
二重切開法が向いている人は以下の通りです。
二重切開法は、瞼を切開して二重のラインを作るため、半永久的に二重を維持できます。
また、二重のラインや幅などを詳細に決められるため、理想の目元を追求したい人にもおすすめできます。ただし、目元の状態によっては、希望のデザインを完全に実現できるとは限らないため、あらかじめ医師と相談しましょう。
瞼に厚みがある人は、埋没法は不向きですが、切開法なら脂肪も同時に除去できるため、すっきりとした二重を望めます。瞼の厚みによって埋没法を何度か失敗している人も、切開法ならば二重を維持できる可能性があるため、おすすめです。
ここでは、二重切開法のダウンタイムについて解説をします。
切開法のダウンタイムは、1ヶ月程度で、完全に二重が仕上がるまでには、半年〜1年ほど必要な場合がほとんどです。ダウンタイムの期間が過ぎても、二重のラインが定着したわけではないため、目元への負担は避ける必要があります。
また、以下のポイントを理解したうえで施術に臨むことが重要です。
施術後は、強い腫れに加えて内出血や痛みが出てくる場合がありますが、1週間後をピークに少しずつ収まっていきます。施術から10日程度で抜糸を行い、抜糸後も腫れは変わらず緩やかに引いていきます。
痛みは施術から2〜3時間経って麻酔が切れたタイミングで発生するため、処方された痛み止めを服用して安静に過ごす必要があります。万が一、痛み止めを服用しても、強い痛みが治らない場合は、速やかに医師に相談しましょう。
周りの人に二重整形がバレたくない人は、1ヶ月ほど休みを取るようにしましょう。
しかし、切開法の場合、腫れや内出血が埋没法よりも強く出る可能性があるため、心配な人は長期休みのタイミングで施術を受けるのもおすすめです。特に、施術から5日〜1週間程度経ち、抜糸を行なったあとは、腫れや内出血などが落ち着いていきます。
また、どうしてもまとまった休みが取れない際は、休日を利用するのもおすすめです。たとえば、金曜日に休みを取れる場合であれば、木曜日の夜に施術を受ける方法と金曜日の朝に施術を受けて休日をダウンタイムに当てる方法が挙げられます。
切開法は、腫れや内出血のピークが埋没法よりも長い傾向にあるため、休みを取りやすいタイミングで施術を受けるのも重要です。
ただし、大型連休に切開法の施術を受けようとする方は多いため、予約はなるべく早めに取ることをおすすめします。
抜糸後の傷口は、完全に塞がっておりません。
そのため、傷口からメイクの色素が入ってしまったりする恐れがあり、炎症や腫れを引き起こすことが考えられます。
2週間程度、メイクを控えていただくことをおすすめします。
また、患部を隠しながら外出をしたいという方は、サングラスをかけるなどの工夫をして過ごしましょう。
施術名 | 二重切開 |
施術内容 | 皮膚を切開し皮下にある眼輪筋や瞼板、眼窩隔膜などの処理を行う |
施術料金 | 173,800~437,800円 |
施術のリスク | ・目の腫れ、痛み、内出血、傷跡(2週間から3ヶ月程度)など |
ここでは、二重切開法によるダウンタイムの経過を解説をします。よくある経過を確認することで、施術後がイメージしやすくなるでしょう。
二重切開法は、基本的に腫れや内出血が起こりますが、ダウンタイムが過ぎれば目立たなくなるとされています。二重の幅を揃えることはできますが、目頭や目尻の形などの生まれつきの左右差は調整が難しい場合がほとんどです。
奥二重に悩んでいるため、大きくてパッチリとした目にしたいという希望の元、以下の施術を行います。
瞼を切開するため、埋没法よりも希望のデザインに仕上げやすいのが特徴です。また、瞼の厚みがある人や希望するデザインによっては、脂肪吸引を行えるため、くっきりとした目元にできます。
施術直後は瞼が腫れるため、理想の仕上がりとは見た目が異なりますが、時間の経過とともに左右差がなくなり、二重幅も自然なラインに仕上がってきます。
内出血の出方には左右差があるため、注意が必要です。
また、施術後すぐは、麻酔が効いているため、痛みはほとんど感じませんが、2〜3時間が経過して麻酔が切れると痛みを感じる場合があります。処方された痛み止めを服用して安静に過ごしましょう。
万が一、痛み止めを服用しても強い痛みが続く場合は、速やかに医師に相談してください。
腫れやダウンタイムの症状がピークになっているため、二重の幅も仕上がりよりも広く見えています。痛みは落ち着いていますが、内出血や傷跡は目立っている状態です。
目の周り以外の洗顔は行えますが、入浴は腫れや内出血が悪化する可能性があるため、控える必要があります。シャワーを浴びる際は、目の周りを濡らさないように注意してください。
施術後1日目よりも腫れが悪化し、施術後3日目がピークです。
3日目を過ぎた頃から少しずつ落ち着いていきます。
また、瞼に熱っぽさを感じることもありますが、時間が経つにつれて落ち着いてきます。
ただし、まれに腫れが続くこともあります。
切開法の場合、術後1週間でも内出血や腫れが目立ってしまいます。施術から10日程度で抜糸を行い、抜糸後も腫れは変わりませんが緩やかに和らいでいくため、運動などは控えて安静に過ごすようにしましょう。
抜糸後は、以下の行為が可能になります。
飲酒も抜糸後、少量なら可能ですが、内出血に影響が出る場合があるため、医師の指示に従いましょう。
目の腫れや内出血、傷跡は落ち着き、傷跡は少し赤みがある状態になります。また、二重のラインの左右差もなくなって、6割程度は仕上がった状態になります。
切開法の場合、完全に仕上がるまでに半年〜1年程度かかるとされているため、若干の左右差や腫れが残っていても、時間の経過とともに改善される場合がほとんどです。
ただし、まだ腫れていて左右差が生じているため、二重幅が広く感じることがあります。
ここでは、ダウンタイムを早く治すための過ごし方について解説をします。ダウンタイムを短くするために過ごし方のポイントを押さえておきましょう。
ダウンタイムの過ごし方のポイントは以下の通りです。
ダウンタイムの腫れや内出血を抑えるためには、アイシングを行なうのが重要です。術後2日間でしっかりとアイシングを行なうと、腫れや内出血の悪化を抑えられます。
アイシングの方法は、以下の通りです。
1時間おきに、1回10分程度、清潔なガーゼで包んだ保冷剤で冷やすことをおすすめします。
ただし、冷やし過ぎるとかえって腫れや内出血からの回復が遅くなる場合があるため注意しましょう。
特に、就寝中は横になって目元に血流が集まっているため、起床時は腫れや内出血が出やすい出やすい場合があります。そのため、術後1週間程度は頭を心臓より高くして寝ることをおすすめします。
血流がよくなると腫れや内出血が長引く原因にもなってしまうため、激しい運動や湯船の入浴は控える必要があります。
また、施術後は、瞼が炎症を起こしている状態です。
傷から水が入ることで感染リスクが高まってしまうため、術後3日目以降にシャワーで優しく洗いましょう。
さらに、軽い運動ならば抜糸後から可能ですが、激しい運動を行なう場合は10日〜2週間程度は控えるのがおすすめです。
施術直後は、切開をした部分の皮膚や組織の癒着ができていないため、術後3日後までは目元の洗顔は避けるのがおすすめです。通常、施術から3日程度経過すると、組織が癒着するため、目元を濡らしても良いとされていますが、洗顔により目元を刺激してしまうと、腫れや内出血が悪化する場合があります。
洗顔を行なう際は、目元付近以外を優しく水洗いし、洗顔フォームの使用は控えてください。洗顔フォームの使用は、抜糸後から可能な場合も多いため、医師に確認をしましょう。
アルコールは、血流をよくさせるため、腫れや内出血が悪化しやすくなります。抜糸後であれば、少量の飲酒は可能ですが、普段と変わらない量の飲酒は2週間程度、控えるのがおすすめです。
また、タバコには血管を収縮させる作用があるため、傷の回復が遅くなり、腫れが長引きやすくなります。普段から喫煙をする人は、最低でも施術から1ヶ月程度は喫煙を控えてください。
施術後は瞼が刺激に敏感になっているため、日傘やサングラスなどでUVケアをするのが重要です。切開を行なった部分に色素沈着を起こす可能性があるため、紫外線を受け過ぎないようにする必要があります。
また、サングラスはダウンタイムの腫れや内出血を隠すのにも有効であるため、人目が気になる場合にもおすすめです。
ここでは、切開法のダウンタイムが長引いてしまうケースについて解説をします。以下の項目に該当しないよう注意しましょう。
ダウンタイムが長引いてしまうのは主に以下のケースです。
施術を受ける際に、緊張から体に力が入ってしまったり動いてしまったりすると、血圧が上がり、出血が多くなる場合があります。施術のリスクを減らしてダウンタイムを長引かせないためにも、リラックスして施術を受けるのが重要です。
リラックスして施術を受けるには、信頼できる医師選びが欠かせません。カウンセリングの際に、以下のポイントをチェックして信頼できる医師を選びましょう。
実績や経験が豊富な医師であっても、カウンセリングの際に嫌な印象を抱いてしまうと、安心して施術を受けられない場合もあります。自分の要望に対して真摯に向き合ってくれているか、症例写真が豊富で過去の実績を見られるかなど確認しましょう。
瞼に血液が集まるとダウンタイムが長引く原因になるため、長時間横になったり寝たりするのは控えましょう。血液は重力の影響で心臓より下に集まりますが、横になっていると瞼と心臓が同程度の高さになり、瞼に血液が集まりやすくなります。
そのため、施術後2〜3日程度は、横になる時間を減らして座るか立った姿勢で過ごすのがおすすめです。また、座った姿勢でも以下の行動は、目元に血液が集まりやすい場合が多いため、下を向かないように意識して過ごしましょう。
また、就寝時や横になる際も高い枕を使用して、目元に血液を集めないようにしましょう。
むくみやすい体質の場合、血液中の水分を溜め込んでしまうため、腫れや内出血が長引きやすくなります。
ダウンタイムを長引かせないためには、施術を受ける前にむくみにくい体質を作るのが重要です。むくみ改善には、以下の方法が挙げられます。
水分の摂りすぎは、むくみにも影響があるとされているため、水分補給は少しずつ行なうのがおすすめです。また、糖分やカフェインを含んだ飲み物は避けて、常温か温かい飲み物を摂取するとからだの冷えを防げます。
加えて、睡眠の取りすぎも顔がむくむ原因となってしまうため、適切な睡眠時間を心がけるのが重要です。
ここでは、二重切開法のダウンタイムによくある質問について解説をします。疑問点を解消して、安心して二重整形に臨みましょう。
よくある質問は以下の通りです。
基本的に、切開法はきちんとした施術を受けられていれば、ダウンタイム中であっても日常生活の動作で二重のラインが変化してしまうことはありません。
ただし、切開法は、切開した瞼を癒着させることで半永久的に二重のラインを維持していくため、瞼の内部の処理が適切に行われていない場合は、何もしていなくても二重が薄くなる可能性があります。
内部の処理はクリニックによって内容が異なるため、カウンセリングの際にしっかりと医師に確認するのが重要です。
切開法は、通常、完全に二重が仕上がるまでに半年〜1年ほどかかるとされているため、時間の経過とともに予定していた幅の広さまで落ち着く場合がほとんどです。瞼の腫れやむくみが続いている場合、術後1ヶ月でも二重の幅が広いこともあります。
個人差はありますが、通常、二重の幅や左右差は2〜3ヶ月ほどで落ち着きます。施術後の腫れの度合いは、元々の体質や瞼の状態だけでなく、ダウンタイムの過ごし方によっても変わるため、以下の点に注意して過ごすのが重要です。
ダウンタイム中は、適切にアイシングを行なうことで施術後の腫れを抑えられるほか、血行を促進するような行為は、腫れや内出血を悪化させる可能性があるため、控えてください。
施術後は、腫れや内出血が完全に治っていない場合も多いため、長時間の入浴や激しい運動は控えるようにしてください。
目安として、入浴や軽い運動は施術後1週間から行うことができるようになります。
また、ダウンタイムは、血流を増加させてしまうと腫れや内出血が悪化する可能性があるため、抜糸が終わるまでは、運動は控え、軽くシャワーで流す程度にする必要があります。
プールや海水浴は感染症のリスクがあるため、1ヶ月程度は控えるようにしましょう。
二重切開法のダウンタイムは、二重瞼を創るために必要となる部分を切開しなければなりません。血管を不用意に傷つけてしまったり、不要な部分を切開してしまったりすると余計にダウンタイムが長引いてしまうため、施術を担当する医師の技術力は非常に重要です。
施術を受ける際には「信頼にたる医師かどうか」という点も意識するようにしましょう。これから切開法での二重整形を予定している人は、ぜひこの記事を参考にして術後のダウンタイムを過ごしてください。