二重埋没をしたけれど、「術後の抜糸が必要なケースがわからない」「抜糸した場合のダウンタイムはどんな感じ」など、気になる方もいるのではないでしょうか。抜糸が必要かどうかは、ケースによって変わってきます。
そこで本記事では、埋没法の抜糸が必要なケースやダウンタイムの経過をイラストで解説していきます。抜糸が必要なケースがよくわからない方や抜糸後のダウンタイムについて詳しく知りたい方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
目次
二重埋没法は、仕上がりが気に入らなかった場合にやり直しが可能です。二重埋没法は、瞼を切る切開法とは違い、やり直せるのがメリットの1つでもあります。ただし、再手術を受ける際には注意するべきことが2点あります。
1つ目は、二重埋没法をやり直せる回数の限度は、3〜4回であることです。たびたび施術を受けることで、瞼にかかる負担が大きくなり、きれいな二重のラインを保つことが難しくなります。
また、皮膚内に糸が多く残ってしまうため、アレルギー反応や感染を起こすリスクが高まります。身体への負担のことも考えると、3~4回が許容範囲になることを把握しておきましょう。
しかし、二重埋没法は、きれいな二重を維持できる期間が3年〜5年のため、理想の二重を保つためには繰り返しの施術が必要です。二重を長持ちさせるためには自分に合った二重ラインを設定することと、不必要に瞼を触れないように気を付けてください。
2つ目は、二重埋没法のやり直しができるのは、術後最低1ヶ月が過ぎた時点からであることです。治療をしたあとの瞼は、しばらく腫れてしまいます。そのため、腫れが収まってから処置を受けることが重要です。
埋没法をやり直したい理由には、二重幅を狭めたかったり逆に広げたかったりするなどがあります。結論として、抜糸が必要になるのは二重幅を狭めたい場合のみです。
ただし、すでに糸が取れている状態で埋没法をやり直す場合は、抜糸の必要がありません。
この場合は、施術後最低1ヶ月は瞼の様子を観察して、完全に腫れが引くまで待つ必要があります。二重埋没をしたあとは、1週間程度で腫れが目立たなくなってきますが、完全に腫れが引くまでには1ヶ月程度かかるでしょう。
埋没法をやり直すかどうかは、二重埋没後に瞼の印象を確認して理想の仕上がりになっているかをよく観察することが大切です。抜糸が必要だと考えた方は、スケジュールを調整して適切なタイミングで処置してもらいましょう。
詳しくは埋没法ページをご覧ください。
埋没法の施術後、二重の幅を狭めたくなった、あるいは、目に違和感があるといったケースに抜糸が必要となります。
また、それぞれのケースにおいて注意していただきたいことがあります。
埋没法をこれから受ける方には、特に知っておいてほしい情報となりますので、詳しく解説します。
二重埋没後に希望の二重にならなかったという場合、やり直しをすることができます。
やり直しをする際、二重幅を狭めたいという場合に抜糸が必要となります。
もし、やり直しをご希望の場合は、医師に相談をし、適切なアドバイスのもと二重幅を決めるようにしてください。
ただし、埋没後1ヶ月程度はダウンタイムなどの影響で腫れが残っている影響で二重幅が不自然に見える場合があります。
そのため、少なくとも術後1ヶ月は様子を見てからやり直すかどうかを検討しましょう。
万が一、埋没法の糸が取れてしまっても、糸はまぶたの奥に埋もれてしまっているため、基本的に抜糸の必要はありません。
ただし、目がゴロゴロする、痛みがある、まぶたに糸のボコ付きを感じるなどの違和感があるときは、抜糸が必要です。
一度、医師に診てもらうことをおすすめします。
抜糸は、埋没法の施術内容によってダウンタイムや症状が大きく異なり個人差があるので、一概には言えません。
そのため、ここからはクリニック独自の施術ではなく、一般的な埋没法を受けた場合のよくあるダウンタイムの経過をイラストで参考例として紹介します。
ダウンタイムの程度を事前に把握しておくことで、安心して抜糸を受けてください。
こちらが抜糸直後のイラストです。
麻酔を行うため、腫れ・内出血がでる場合があります。また、埋没の施術内容によってダウンタイムが大きく変わることを把握しておいてください。
表留めで施術を行っている場合は、瞼表面から抜糸をするため数ミリ程度切開をし、抜糸を行います。施術後は瞼表面に傷跡が残る状態ですが、1~2週間程度で治る場合が多いです。
一方、裏留めで施術を行っている場合は、瞼の裏側から抜糸を行うため表面に傷をつけずにダウンタイムも最小限に抑えられます。
こちらが抜糸から1日後のイラストです。
抜糸から1日後は、腫れや内出血、痛みがでる場合があります。
また、抜糸すると、瞼が腫れるのではないかと心配に感じる人もいるかと思いますが、瞼へのダメージを少なくして施術をすることで、それほど腫れは出ません。なお、抜糸直後は少し二重のラインが残る場合がほとんどです。
こちらが抜糸から1週間後のイラストです。
翌日と比べると、腫れや内出血は軽減しています。
この段階では、痛みはほとんどなくなり、表面の傷跡が瘡蓋になっている状態です。
また、基本的に、1週間後には二重のラインは消失しています。
こちらが抜糸から2週間後のイラストです。
表留めの場合には、腫れや内出血、表面の傷跡は気にならなくなります。まれに癒着などの影響によって、抜糸後にもかかわらず二重の線が残る場合があります。
ここでは、埋没法の抜糸にかかる料金相場をご紹介します。埋没法の抜糸は施術を受けたクリニックだけでなく、他のクリニックで受けることも可能です。ただし、埋没法の施術内容、二重埋没をしたクリニックか他院での施術かによって、大きく料金が変わる点に注意してください。
一般的に、施術を受けたクリニックで抜糸する場合の料金相場は両目で6,0000~70,000円程度です。一方、他院で抜糸をする場合は、両目で80,000~120,000円程度かかります。相場を参考にして、さまざまなクリニックを比較して予算内に収まるようにしましょう。
埋没法を受けたクリニックで抜糸を行う場合は、無料で受けられることがあります。しかし、無料になるかどうかは、抜糸を行う理由や保証などによって変わるため、しっかり確認しましょう。
例えば、二重埋没法の施術に保証がついている場合は、仕上がりのイメージが違うなどの理由で、再手術の抜糸から施術までを無料で行ってくれます。
ただし、保証がついているプランは、保証分の料金が費用に含まれているため、高くなりがちです。自分の予算と相談して、無理のない範囲でプランを選んでください。
また、年数の経過によって糸が緩んでしまい同じクリニックで再手術を受けたい場合は、保証がなくても抜糸料金が無料になることもあります。
他院で抜糸をする場合は、以前受けた二重埋没の留め方を医師に伝えることで、スムーズに対応してもらえます。
他院では、以前受けた二重埋没の留め方や糸の種類、位置、強さなどを完全に把握できないことがあるからです。また、どこのクリニックで何の施術を受けたかによっても抜糸できる可能性が変わります。
そのため、自分が受けたクリニックや施術の情報を他院に共有できるように準備することが大切です。他院で抜糸を受ける場合は、他院修正の実績が多いクリニックで相談すると安心して施術が受けられるでしょう。
ここでは、埋没法の抜糸でよくある質問にお応えします。疑問点を解消して、安心して抜糸を受けてください。
施術の方法によって、傷跡の残り方に違いが出ます。メスで切開をして抜糸をする方法では、傷跡が残る可能性が高くなります。それに対し、穴を開けて抜糸する方法では、傷跡が目立ちにくく、傷跡が残ることがありません。
一般的に、穴を開けて抜糸する方法では、2mmほどの穴を開けて糸を取り除きます。施術には、プチ整形で使う細い注射針を使って穴を開け、針穴から丁寧に糸を抜くため、ほとんど傷が残りません。施術後は、赤い点状の傷跡ができますが2日ほどで穴が塞がり、約1ヶ月ほどでほとんど目立たなくなります。
傷跡が残るのが心配な方は、事前に医師に相談してから抜糸を受けることをおすすめします。
基本的には抜糸をすると施術前の二重の状態に戻ります。しかし、抜糸直後は二重の癒着が残っているため、元の状態に戻るまでは1~2週間かかる場合があります。
埋没した糸が緩んでいない場合は、抜糸が必要になるケースがあります。基本的には二重幅を狭くする場合は抜糸が必要です。逆に、糸が緩んでいる場合は抜糸が必要にならないケースが多いです。
ここまで、埋没法の抜糸が必要なケースやダウンタイムの経過について解説しました。抜糸が必要なケースは、二重幅を狭くしたい場合です。
ただ、希望する二重にやり直したい場合に抜糸が必要かどうかは、埋没法の施術の方法や二重の要望によって変わります。
抜糸は、二重埋没を受けた病院以外のクリニックでも受けられますが、その際は二重専門のクリニックに相談して、安全に抜糸の処置を受けましょう。
二重埋没をして抜糸をしようか悩んでいる方向けに、埋没法の抜糸が必要なケースやダウンタイムの経過をイラスト付きで解説します。参考にして抜糸を受けるか検討してください。