生まれつきの目の下のクマは消えない?クマの種類と原因やおすすめの美容施術も紹介!

目元のクマ・しわ・たるみ
公開日:2025年04月25日(金)
最終更新日:2025年04月30日(水)
鏡を見ている女性

生まれつき目の下にクマがあり、なんとかして改善できる方法はないかとお悩みの方もいらっしゃるでしょう。

結論として、生まれつきあるクマを自力で改善するのは難しいです。クマの種類に適した美容整形を受けると、クマがすっきりとなくなり、明るい目元を取り戻せます。

本記事では、クマの種類や原因、生まれつき消えないクマを改善するための美容整形について詳しく解説します。

生まれつき消えないクマに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

生まれつき消えない?クマの種類とクマの見分け方

目の下のクマの種類

目の下にできるクマは1種類だけでなく、「黒クマ」「赤クマ」「青クマ」「茶クマ」の4種類に分けられます。

それぞれ、目の下の色が黒、赤、青、茶色に見えている状態で、見分け方も異なります。ここでは、クマの種類と特徴について詳しく解説するので、ご自身のクマがどの種類に当てはまるかを確認してみてください。

黒クマ

目の下の黒いクマ

黒クマは、クマの中でも一番多いタイプです。

目の下の膨らみと、その下のくぼみとの段差によって影ができ、目の下が黒く見えている状態です。

黒クマの判断方法は二つあります。一つは、目の横の皮膚を指で引っ張り、凹凸をなくす方法です。このときにクマが消える場合は、黒クマと判断できます。

もう一つは、スマホのライトを照らしてチェックする方法です。ライトを上から照らしたときに凹凸によって影ができ、スマホを傾けながら下に下げてクマが消える場合は、黒クマと判断できます。

赤クマ

目の下の赤いクマ

赤クマは、目の下の筋肉が皮膚から透けて赤く見えている状態です。下まぶたが赤っぽい色をしているのが特徴です。

赤クマも簡単にチェックできます。赤クマは、筋肉の色が透けている状態なので、目の横の皮膚を指で引っ張り、皮膚だけが移動してクマの位置が変わらなければ、赤クマと判断できます。

赤クマは黒クマと混在しているケースも多いです。クマは必ずしも1種類だけでできるわけではありません。

青クマ

目の下の青いクマ

青クマは、目の下の静脈や毛細血管がうっ血して、それが皮膚表面に透けている状態です。見た目は、手首の血管のように青紫や青緑色がかった色をしています。

青クマも赤クマのように透けている状態なので、皮膚を移動させることで確認できます。

目の横の皮膚を引っ張って、クマの位置が変わるかどうかを見てください。

皮膚だけが移動して、クマの位置が変わらない場合は青クマと判断できます。

茶クマ

目の下の茶色いクマ

茶クマは、目の下にシミのようなくすみがあり、茶色っぽい見た目が特徴です。皮膚の色よりも濃い色のシミが広がっている状態です。

茶クマは皮膚の色素沈着なので、皮膚を引っ張ったときの状態で茶クマかどうかを判断できます。クマの横に指を置いて、引っ張ったときに皮膚だけでなく、くすみも一緒に動く場合は茶クマと判断できます。

生まれつき消えないクマの原因と後天的なクマの原因を解説

クマの原因

​生まれつき消えないクマと、後天的にできるクマは原因が異なります。生まれつきのクマは、骨格や皮膚の薄さなどが原因です。

一方、後天的なクマの原因は、目の周りの筋肉の衰えや生活習慣、目元を触る癖、病気や体調不良です。

ここでは、生まれつき消えないクマと、後天的にできるクマの原因について詳しく解説します。

遺伝による影響

生まれつき消えないクマは、骨格や皮膚の薄さなど、遺伝が原因でできやすくなる方もいます。具体的には、生まれつき頬骨の位置が低かったり、凹んでいたりする方です。

頬骨の位置が低い方は、目を覆う眼窩脂肪(がんかしぼう)が顔前面に出やすく、それが目の下の膨らみとなって顔表面に現れやすくなります。その結果、膨らみとその下のくぼみによって影ができ、黒クマができます。

一方、生まれつき皮膚が薄い方は、青クマや赤クマができやすいです。目の下の皮膚が薄く、特に色が白い方は、筋肉の色が皮膚表面に透けて赤クマになりやすいためです。また、皮膚の薄さが原因で、目の下の血管の色が皮膚表面に透けて青クマができてしまうケースもあります。

10代や20代など若い方でクマができている場合は、遺伝が関係している可能性が高いです。

目の周りの筋肉の衰え

後天的なクマの原因には、目の周りの筋肉の衰えがあります。筋肉の衰えの原因は、主に加齢によるものです。

加齢によって目の周りの筋肉が少しずつ衰えると、眼窩脂肪(がんかしぼう)が顔の前面に押し出されやすくなります。

その結果、目の下に膨らみができて、その下のへこみとの段差によって影ができ、黒クマができてしまいます。

目の周りの筋肉は、加齢のほかにも、スマホやゲームなど長時間目を酷使する習慣で負担がかかると衰えやすくなるため、注意が必要です。

日頃の生活習慣

日頃の生活習慣が原因で、後天的なクマができるケースもあります。例えば、肩肘をつく習慣や睡眠不足などが考えられます。

肩肘をついて休むなどの癖があると、首や肩の血流が悪くなり、目元の血流まで悪くなってしまうためです。また、睡眠不足も血行不良を引き起こすため、青クマができやすくなります。そのほか、過度なストレスや喫煙や飲酒などが原因で、クマができるケースもあります。

目元を触る癖

目元を触る癖によってクマができる場合があります。目の下の皮膚はデリケートなため、頻繁に触ると、色素沈着を引き起こして、茶クマができやすくなります。

特に、目元を擦ったり、クレンジングの際にゴシゴシと擦ってメイクを落としたりする方は注意です。このような行動は、肌に摩擦ダメージを与え、色素沈着を引き起こしやすくなります。

日常的に目の下を擦ったり、炎症が慢性的に続いていたりなど、摩擦や負担を与えないよう心がけることが大切です。

病気や体の不調が原因な場合も

バセドウ病やアトピー性皮膚炎などの病気や、女性の場合、月経などによる貧血が原因で後天的にクマができる場合もあります。

バセドウ病とは、甲状腺ホルモンが過剰に作られる病気です。体重減少や動悸、視力低下などさまざまな症状が現れるのが特徴です。症状の一つに眼球突出があり、これにより眼窩脂肪が顔前面に現れ、クマに見える場合があります。

また、アトピー性皮膚炎の目のかゆみによって、目元を擦ってしまうのが原因でクマに見えるケースもあります。目の周りの皮膚は薄くてデリケートなため、頻繁に刺激が加わると、色素沈着を引き起こしてしまうため注意が必要です。

そのほか月経や鉄分不足で貧血になると、血行不良が原因の青クマが現れるケースもあります。

生まれつき消えないクマを自力で改善する方法はある?

考える女性

生まれつき消えないクマは、基本的にセルフケアで改善するのは難しいです。ただし、目元の保湿ケアや生活習慣を見直すと、クマの状態が軽減する場合もあります。

ここでは、生まれつき消えないクマを自力で改善するのが難しい理由、クマの状態をよくするために取り入れたい習慣ついて解説します。

生まれつきの場合は自力での改善は難しい

生まれつき消えないクマは、基本的にセルフケアで改善するのは難しいです。

生まれつきのクマの原因である、骨格や皮膚の薄さは、セルフケアをしても根本的な解決になりません。

特に、黒クマや赤クマの場合は、美容整形を受けて治療するのが効果的です。これらは、眼窩脂肪を取り除いたり、注入治療を受けたりすると根本的なクマの改善が期待できます。

生まれつきの場合はセルフケアではなく、ご自身のクマの種類に合う適切な治療を受けて、効果的に改善しましょう。

目元の保湿ケアをする

保湿は、どのタイプのクマにおいても大切です。

目の下の皮膚は乾燥しやすいため、保湿によって肌のバリア機能が高まります。

そのため、適切な保湿ケアをすると、乾燥によるかゆみや肌荒れがケアできるため、色素沈着による茶クマの悪化を防げる可能性があります。

具体的には、日々のスキンケアにアイクリームや美容液を取り入れるのがおすすめです。

ただし、スキンケアの際に目元をマッサージするのは控えてください。

マッサージをすると、皮膚に刺激が加わり、クマを悪化させるケースがあります。

保湿の際は、中指や薬指を使い、力をいれずに軽く馴染ませる程度にしましょう。

生活習慣を改善する

睡眠不足や極端なダイエットによる偏食など、生活習慣を改善すると、クマの状態がよくなる場合があります。

睡眠不足は血行不良を引き起こし、青クマの原因となるので、1日7~8時間ほどは睡眠時間を確保してください。

また、過剰に塩分を取るなど偏食する生活習慣を送らないよう心がけることも大切です。

特に、ジャンクフードやコレステロールの高い食事は、血行不良を引き起こしやすく、クマができる原因となります。

納豆や青魚、かぼちゃや玉ねぎなどを積極的に食事に取り入れて、バランスのよい食生活を送りましょう。

生まれつき消えないクマを改善するためにおすすめの美容施術を紹介

手でOKマークを作っている女性

生まれつき消えないクマを自力で改善するのは難しいため、美容整形を受ける必要があります。

クマ治療におすすめの施術は、「目の下の切らないクマ・たるみ取り(経結膜脱脂法)」「ハムラ法」「目の下の脂肪注入」「下眼瞼除皺術」です。ここでは、それぞれの施術について詳しく改善します。

h3.目の下の切らないクマ・たるみ取り(経結膜脱脂法)

症例写真01
施術内容目の下の切らないクマ・たるみ取り
料金89,000円〜298,000円
副作用/リスク腫れ:1~2週間程度 内出血:稀に内出血が生じ、下まぶたが赤紫色になる場合がある。

こちらの患者様は、目の下の切らないクマ・たるみ取り(経結膜脱脂法)を受けられました。施術後には、目の下の膨らみがすっきりとし、涙袋の形もきれいに整いました

目の下の切らないクマ・たるみ取りは、クマの原因である眼窩脂肪(がんかしぼう)を取り除き、クマの根本的な改善が期待できる施術です。

施術では、下まぶたの裏側から粘膜部分を切開して、そこから余分な眼窩脂肪を取り除きます。皮膚表面を切開しないため、顔表面に傷跡ができず、ダウンタイムも短いのが特徴です。

わずか10分ほどで終わる手軽さから、お仕事や学校が忙しい方でも受けやすく、クマのない明るい目元を取り戻せるのが魅力です。

目の下の切らないクマ・たるみ取りは、眼窩脂肪の膨らみによる黒クマや赤クマが気になる方に向いています。

ナルクリでは、一人ひとりに合わせたオーダーメイドのデザインにより、患者様の満足度の高い仕上がりを目指しています。

詳しくは、目の下の切らないクマ取りのページをご覧ください。

ハムラ法

症例写真02
施術内容表ハムラ法
料金398,000円~
副作用/リスク裏ハムラ法腫れ:1週間程度 内出血:出やすい施術ですが、数週間で消失します。自然に仕上がるまで1ヶ月程度。3日間ほどは痛みや熱が出る場合あり。 表ハムラ法腫れ:2~3週間程度 内出血:出やすい施術ですが、数週間で消失します。数か月は切開部位に赤みが生じます。

こちらの患者様はハムラ法を受けられ、施術後には目の下のボコっとした膨らみがなくなり、肌表面が滑らかになりました。その結果、マイナス10歳以上の若返った印象を実現しました。

表ハムラ法による施術でも、手術から3ヶ月後には傷跡がほとんど分からないほど綺麗な状態に仕上がります。

ハムラ法は、目の下の膨らみとへこみを同時にアプローチして、クマを効果的に改善する施術です。そこから膨らみの原因となる眼窩脂肪をくぼみ部分へ移動させ、皮膚表面を平らに整えます。

ハムラ法の強みは、眼窩脂肪を除去したり脂肪を注入したりすることなく、膨らみとへこみを同時に改善できる点です。さらに、裏ハムラ法では、下まぶたの裏側から施術を行うため、皮膚表面に傷跡が一切できず、ダウンタイムが短いのもメリットです。

ハムラ法は、目の下の膨らみが大きく、膨らみの下にくぼみもある方に向いています。

詳しくは、ハムラ法のページをご覧ください。

ハムラ法
ハムラ法
当院で行っているハムラ法をご紹介します。 当院では電気メスを使用し、皮膚の表面に一切傷跡を残さず、ダウンタイムが短い施術を行っています。
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目の下の脂肪注入

症例写真03
施術内容・目の下(脂肪注入)・目の下の切らないクマ・たるみ取り
料金【目の下(脂肪注入)】237,000円~549,400円
【目の下の切らないクマ・たるみ取り】89,000円〜298,000円
副作用/リスク【目の下(脂肪注入)】薬剤アレルギー、感染、腫れ、熱感、内出血、むくみ、ケロイド、腫瘤形成(脂肪壊死)、石灰化、皮膚のでこぼこ感など
【目の下の切らないクマ・たるみ取り】腫れ:1~2週間程度 内出血:稀に内出血が生じ、下まぶたが赤紫色になる場合がある。

こちらの患者様は、クマによって、目の下が青黒い色になっているのを気にされていました。

そこで目の下の脂肪注入と経結膜脱脂の同時施術を行い、凹凸のない滑らかできれいな目元を取り戻されました

目の下の脂肪注入は、ご自身の太ももから採取した脂肪を目の下に注入し、皮膚に厚みを持たせてクマを改善します。

皮膚が厚くなると、筋肉や血管の色が皮膚表面に透けにくくなるため、赤クマや青クマで悩んでいる方におすすめです。

なお、脂肪注入は、加齢により頬が痩せ落ちてしまっている場合に向いています。

このような方は、経結膜脱脂だけ行うと、クマ取りをしたあとにくぼみがボコッとできてしまう可能性が高く、凹凸をなくすために脂肪注入を併用するケースもあります。

施術の詳細については、目の下の脂肪注入のページをご覧ください。

目の下の脂肪注入
目の下の脂肪注入
当院で行っている目の下の脂肪注入をご紹介します。 当院では、特許技術のフィルターを使い脂肪の定着率をアップさせる当院独自の施術を行っています…
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下眼瞼除皺術

下眼瞼除皺術

下眼瞼除皺術(かがんけんじょすうじゅつ)は、目の下の膨らみの原因になる眼窩脂肪と、皮膚のたるみを切除する施術です。下まつ毛のラインに沿って皮膚を切開して、余分な皮膚を切り取ったあと丁寧に縫合します。

下眼瞼除皺術の最大のメリットは、余分な皮膚も一緒に切開できるところです。

そのため、加齢によりたるみが進行し、皮膚が伸びてしまっている方におすすめです。

当院では、仕上がりに対する徹底的なこだわりを持ち、患者様のお顔に馴染む自然な仕上がりを追及しています。

生まれつきの目の下の消えないクマは早めの施術がおすすめ

看護師

生まれつき消えないクマがある場合、生まれつきだからと諦めずに早めに施術を受けることをおすすめします。クマは放置すると膨らみが風船のように少しずつ大きくなり、皮膚が伸ばされてしまいます

さらに、膨らみが大きくなった状態で脂肪を取ると、伸びた皮膚が余って細かいシワになるリスクがあるため、早めに脂肪を除去することが重要です。一度脂肪を取り除けば、再発するケースは少ないので、長期的な効果が期待できます。

クマ取りは美容整形の一種ですが、目元をすっきりとさせて若々しさを取り戻すエイジングケアのような感覚で受けられる方も多いです。クマに悩んでいる方は、専門の医師に相談して早めにクマを改善しましょう。

目の下のクマに関する悩みは当院へご相談を

カウンセリング

ここまで、クマの種類や原因、生まれつき消えないクマを改善する美容整形について解説しました。

生まれつき消えないクマの原因には、骨格や皮膚の薄さなどがあり、遺伝が原因でできやすくなっている方もいます

生まれつき消えないくまクマは、基本的にセルフケアで改善するのは難しいです。骨格や皮膚の薄さは、セルフケアをしても根本的な解決になりません。

クマ治療におすすめの施術は、「目の下の切らないクマ・たるみ取り(経結膜脱脂法)」「ハムラ法」「目の下の脂肪注入」「下眼瞼除皺術」です。

当院では、どの施術にも対応しているので、患者様のクマの状態に合う治療を選択いただき、効果的にクマを改善できます。

クマ治療の経験豊富な医師が、患者様一人ひとりのクマの状態を正しく診断したうえで、ベストな施術を提案いたします。生まれつき消えないクマにお悩みの方は、無料カウンセリングでお気軽にご相談ください。

この記事の監修ドクター

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石橋 成彦医師 
(NARU Beauty Clinic院長)

専門分野:二重整形 / 目元のシワ・シミ・たるみ/ 二重形成 / クマ治療 / 若返り治療
専門分野:二重整形 / 目元のシワ・シミ・たるみ/ 二重形成 / クマ治療 / 若返り治療
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形成外科で研鑽後、大手美容外科に入職。二重整形を中心に、年間5000人以上の患者様を担当。同グループにおいて二重整形専門の指導医に就任し、全国のドクターの指導を行う。その後、「地元の千葉で丁寧でハイクオリティな施術をリーズナブルな価格で提供したい」という思いからNARU Beauty Clinicを開院。
略歴
  • 東京医科大学医学部 卒業
  • 東京都保健医療公社大久保病院 外科・麻酔科
  • 都立広尾病院 形成外科
  • 大手美容外科に入職
  • 水戸院の院長を歴任後、千葉院開設にあたり院長として立ち上げに従事
  • 同美容外科にて技術指導医を歴任
  • NARU Beauty Clinic 開業
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