二重埋没法で失敗する確率は?原因や対処法を解説

二重整形
二重埋没法
公開日:2023年07月10日(月)
最終更新日:2023年09月26日(火)
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この記事の監修ドクター
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石橋 成彦医師 
(NARU Beauty Clinic院長)
専門分野:二重整形 / 目元のシワ・シミ・たるみ/ 二重形成 / クマ治療 / 若返り治療
専門分野:二重整形 / 目元のシワ・シミ・たるみ/ 二重形成 / クマ治療 / 若返り治療

「二重埋没法を予定しているけど失敗したらどうしよう」と不安に感じている人は少なくありません。二重埋没法の不安を減らすためにも、施術の方法や失敗した際の対処法について理解しておくのは重要です。

この記事では、埋没法が失敗する原因や失敗例、対処法について解説をします。これから埋没法での二重埋没法を行う人や二重整形を検討している人は、ぜひこの記事を参考に、二重埋没法での施術に臨んでください。

埋没法とは

埋没法とは

 

ここでは、埋没法の施術方法と向いている人について解説をします。

埋没法の施術方法

埋没法は、まぶたの中に糸を縫い付けて二重を作ります。まぶたを切らないのに加え、術後も抜糸は行わないため、術後の腫れが続く期間が短く済みやすいのも特徴です。

施術に使用する糸は、基本的に体内で異物と認識されにくく、安全面に配慮されたナイロン糸を用いますが、糸は異物であることは変わらないため、わずかな反応が起こる可能性はあります。

糸の色は、クリニックによって黒や青色白などがあり、なかには透明な糸を使用するクリニックもあります。しかし、透明な糸は、再施術で抜糸を行う際、糸が見えず抜糸できないなどのトラブルを引き起こす可能性があるため、基本的に黒や青色の糸を選ぶのがおすすめです。糸がしっかりと埋没できていれば何色でも問題はありません。また、施術にかかる時間は、一般的に15〜20分程度といわれています。切開を伴わないため、腫れている期間は3〜10日程度で済む傾向にあり、メイクも術後4日程度で可能になるケースが多いです。

仕上がりに満足できなかった場合のやり直しも可能な点も大きなメリットです。ただし、二重を修正したり元に戻したりしたい場合は、抜糸を行なう場合もあります。

施術費用の相場も50,000〜250,000円程度といわれており、切開法より費用を抑えやすい傾向にあります。

埋没法が向いている人

施術後の目が腫れている期間を少なくしたい人や切開に抵抗がある人には、埋没法をおすすめします。

また、埋没法は糸で留めて二重を作る施術方法であるため、糸の負担が少ないまぶたに厚みがない人は、施術が成功しやすい傾向にありおすすめです。

一方でまぶたに厚みがある人は、埋没法を受けても糸がまぶたを支えきれず、効果が続かない可能性も高いため注意が必要です。

まぶたに厚みがある人で埋没法を行いたい場合は、留める糸の数を増やして強度をあげたり、まぶたの脂肪を除去したりすることで効果が得られる可能性があります。しかし、まぶたに厚みがない人でも、幅の広い二重を希望する場合は糸が取れやすくなるため、医師としっかり相談しましょう。

埋没法が失敗する確率

埋没法が失敗する確率

 

埋没法の施術を行なった場合の失敗する確率は約1%といわれています。切開法での施術の失敗する確率が約5%といわれているため、失敗のリスクが低い傾向にある施術法と考えられます。しかし、二重整形のリスクはゼロにはならないため注意が必要です。

二重整形を行う際は、失敗の原因やリスクを理解した上で施術に臨んでください。また、埋没法は、医師の技術不足を原因とする失敗が多くみられます。施術経験の豊富な医師を選ぶのは、失敗の確率を下げるためにも重要です。また、イメージしていた仕上がりと、実際の仕上がりの差がある場合に失敗と捉える人は少なくありません。

施術前のカウンセリングの際に、過去の症例写真や理想とする目元の写真などを用意して、仕上がりのイメージに齟齬が出ないようにするのも必要です。

埋没法の失敗例

埋没法の失敗例

 

ここでは、埋没法の失敗例を4つ解説します。埋没法がうまくいかなかった事例は主に次の4つです。

 

糸が埋没できていない

二重のラインが不自然

左右の形が大きく異なる

二重幅が狭すぎる

糸が埋没できていない

本来、皮膚内に埋め込まれているはずの糸の結び目が、表面に出てきてしまう場合があります。これは、医師の技術不足により、表面の皮膚を巻き込んだ状態で糸を留めているのが原因です。糸が出てきてしまった際には、抜糸をして改めて埋没法を行なう必要があるため、速やかに医師に連絡をしてください。

また、糸が表面ではなく、裏の結膜側から出てきてしまった場合は、目に異物感や痛みなどを感じる場合が多々あります。結膜側に糸が出てしまうと、眼球の表面の角膜あたりを傷つけてしまう恐れがあるため、なるべく早い処置が必要です。

二重のラインが不自然

施術を行なってからひと月ほど経っても、二重のラインが不自然なことがあります。

その場合の主な原因は以下の3つです。

 

上まぶたがたるんでいる

蒙古ひだに逆らったラインを作っている

二重のラインの勾配がキツ過ぎる

 

40代後半以降の人で、上まぶたがたるんでいると糸を留めた場所にわずかな角が発生する場合があります。若い人でもアイプチやアイテープなどにより、皮膚がたるんでしまっていると同様の症状が現れる傾向にあるようです。

また、蒙古ひだのライン以上の幅広い二重を作ると、極端に幅の広い不自然な仕上がりになってしまう可能性があります。

蒙古ひだの形によっては失敗に見えやすい人もいるため、事前に医師に相談しましょう。

二重ラインの勾配がキツイ場合も不自然な仕上がりになってしまう場合があるため、極端なカーブは避けることをおすすめします。

左右の形が大きく異なる

人間の身体はもともと完全な左右対称ではないため、施術で完全に左右対称にするのは難しい傾向にあります。

施術前の目元の状態によっては、左右の形が大きく異なってしまうこともあるようです。

左右の形に差が出やすい主な状態は以下のとおりです。

 

皮膚の厚みに差がある

上まぶたのたるみに差がある

元の二重の幅や形が異なる

蒙古ひだの形に違いがある

目力に差がある

 

カウンセリングの際には、左右差が出ないような二重のデザインを決めていきますが、どうしても左右の形が異なってしまうこともあります。

その場合は、医師から左右差の理由や程度などの説明を受けて、施術を行なうか考えるようにしましょう。

二重幅が狭すぎる

希望した二重の幅よりも仕上がりが狭すぎてしまう場合もあります。

施術した直後は、腫れたり内出血が起こったりするため、希望した二重の幅よりも狭く感じる場合がほとんどです。

一般的に埋没法の二重が完全に仕上がるのは、早い人でも1ヶ月かかるといわれています。

遅い人だと5ヶ月程度かかるため、半年程度の様子見は必要です。半年以上経過しても、二重の幅が狭すぎると感じるようなら改めて埋没法を行うのをおすすめします。

埋没法で失敗する原因

 

ここでは、埋没法で失敗する原因について解説をします。埋没法がうまくいかない原因は以下の4つです。

医師の技術不足

糸の留め方があまい

埋没法が合っていない

術後に目を触ってしまう

 

医師の技術不足

医師の技術が不足している場合、埋没法で留めた糸が出てきたり、二重のデザインが理想通りにならなかったりする場合があります。本来であれば一度で済むはずの施術が、医師の技量不足により再度受けることになると体にも大きな負担がかかるため、医師の技量は非常に重要です。とくに埋没法の施術は繊細な作業が多いため、指先の感覚が頼りになる場合も多々あります。

そのため、経験豊富な医師であるほど、目の腫れや内出血の起きるリスクを下げた施術ができる傾向にあります。医師の技術力を判断するためには、公開している症例写真の数や形成外科専門医の資格を有しているかなど確認するのが重要です。

糸の留め方があまい

糸の留め方があまい場合、糸が外れてしまい、二重が取れる可能性があります。しかし、糸をきつく留めれば良いわけでもありません。糸をきつく留めてしまうと、皮膚の食い込みが強くなってしまうため、術後の腫れが強くでる傾向があります。そのため、適切な強度で糸を留めることが必要です。

埋没法が合っていない

埋没法の施術を行うことで、目元が厚く見えてしまう場合があります。以下の特徴を持つ人の場合、上まぶたの皮膚を二つ折りにして重ねる埋没法では、目元が厚ぼったくなってしまう傾向にあるため確認しておきましょう。

 

元の上まぶたの皮膚に厚みがある

まぶたの脂肪が多い

幅の広い二重を希望している

目の周りの骨が上まぶたの辺りで出っ張っている

 

上まぶたの皮膚に厚みがあり、かつ脂肪が多いと脂肪の除去を行っても、目元の厚ぼったさは改善されにくい傾向にあります。

また、幅の広い二重を希望する場合、まぶたの厚い部分を使う必要があるため、厚ぼったい目元になってしまう可能性もあります。

まぶたの厚みが気になる人や幅の広い二重を希望する人の場合は、埋没法だと半年程度で二重が取れてしまう可能性があるため、別の施術方法も医師と相談してみましょう。

術後に目を触ってしまう

施術を行なった部分を強くこすると、埋没している糸が切れたり、外れたりする可能性があります。花粉症やアトピー性皮膚炎などの症状がある人は、とくに注意が必要です。

目元にかゆみを感じても強くこすらず、必要に応じて医師に相談しましょう。また、メイクを落としたり顔を洗ったりする際もまぶたは優しく触れるのが大切です。

失敗した際の対処法

二重幅が理想通りでなかったり、左右差が目立ったりなど失敗したと感じたら、施術を受けたクリニックに相談することをおすすめします。埋没法であればやり直しが効くことが多いため、理想の二重に治してもらいましょう。

ただし、時間が経つほど糸が癒着して再施術が難しくなる傾向にあるため、ダウンタイム終了後も納得がいかなければなるべく早めに再診してもらうのがおすすめです。

とくに、糸が出ている場合はそのままにしておくと、まぶたの皮膚に炎症が起きたり感染症にかかったりするだけでなく、眼球に傷がついてしまう可能性もあります。そのため、速やかにクリニックに連絡をし、処置をしてもらいましょう。

まとめ

ここまで、二重埋没法で失敗する確率とその原因や対処法について解説を行ないました。

埋没法はまぶたを糸で留めるため、切開する必要がない施術方法です。

しかし、医師の技術不足や施術方法が自分にあっていないなどの理由で、糸が埋没できていなかったり左右差が出てしまったりする失敗も考えられます。

万が一、施術後に糸が出てしまった場合は、抜糸の処置が必要なため、速やかにクリニックに連絡をしましょう。二重埋没法を検討している人は、ぜひこの記事を参考にしてください。

埋没法
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埋没法の施術後にまぶたに見える黒い点は糸ですか?
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埋没法の施術では、上まぶたの表面に針を通して、糸の結び目を埋めていきます。そのため、針を通した0.2mm程度の穴が黒い点として見える傾向にあります。 基本的に施術から3〜4日ほどで消えていく場合がほとんどですが、元の皮膚が薄い人や色白の人の場合は、糸の結び目が透けて見えている可能性もあります。 また、施術直後は目元の腫れが原因となって、結び目が目立つ場合もあります。施術から時間が経つことで気にならなくなる傾向にありますが、黒い点が治らない場合は、医師に相談しましょう。
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埋没法の糸が出ているのを見つけてもそのままで平気ですか?
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糸が出てきてしまった場合は、速やかに施術を受けたクリニックに連絡をし処置をしてもらってください。目に違和感や痛みなどがある場合、まぶたの裏側に糸が出てしまっている場合もあります。 そのままにしておくと、皮膚に炎症が起きて感染症にかかったり、眼球に傷がついてしまったりする可能性もあるため注意が必要です。目の違和感や痛みは我慢せずに医師に相談しましょう。
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埋没法の糸が切れた場合、どうなりますか?
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糸が切れてしまった場合は、速やかにクリニックに連絡をしましょう。また、埋没法をやり直す場合は、まぶたの負担を減らすために抜糸が必要になる場合があります。

この記事の監修ドクター

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専門分野:二重整形 / 目元のシワ・シミ・たるみ/ 二重形成 / クマ治療 / 若返り治療
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形成外科で研鑽後、大手美容外科に入職。二重整形を中心に、年間5000人以上の患者様を担当。同グループにおいて二重整形専門の指導医に就任し、全国のドクターの指導を行う。その後、「地元の千葉で丁寧でハイクオリティな施術をリーズナブルな価格で提供したい」という思いからNARU Beauty Clinicを開院。
略歴
  • 東京医科大学医学部 卒業
  • 東京都保健医療公社大久保病院 外科・麻酔科
  • 都立広尾病院 形成外科
  • 東京中央美容外科
  • 東京中央美容外科水戸院 院長
  • 東京中央美容外科 技術指導医就任
  • 東京中央美容外科千葉院 院長
  • NARU Beauty Clinic 開業
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